明けましておめでとうございます。
昨年は大企業でさえ、度重なる不祥事が露見し、企業の信用が社会から失墜しました。
また、企業活動の「正しさ」というものも判らなくなりました。
この様な時代背景の中、弊社は今年のテーマを「見える化」と致しました。
不祥事は「隠す」事が発端となっているのでは無いか、と思うからです。
最初は小さなミスが発端で、小さな嘘から、取り返しのつかない事態に発展します。人間がやる事ですから、ミスはつきものです。その事を咎めるのでは無く、素直に認め、次につなげれば、更なる発展が期待できます。つまり、隠すのでは無く、逆に「見える化」しようと考えた訳です。
具体的には、以下の三つの視点から取り組みます。
【お客様】
・サービス内容、費用等を開示「見える化」し、判りやすく説明する事で、料金に対する不安を無くします。
・お客様間での不平等感を無くす為、同一サービス同一料金を目指します。
一部のお客様から不当に安く受注する事で、他のお客様にしわ寄せする事が無い様にする為です。
また、均質なサービスが提供出来る体制を整える為、社員教育・研修に尽力します。
【取引先・協力会社・金融機関】
・業務内容、経営内容、売上、利益に至るまで、可能な限り情報開示「見える化」致します。
何をしている会社で、どんな経営状態であるのか、を知って頂く事で、弊社の様な零細企業とでも、安心してお取引して頂ける様にする為です。
【社員】
・今後会社として、どの様な姿勢で、どこを目指して行くのかという事を、全社員で考え、それを経営理念という形に「見える化」していきます。
・人事評価体制も、具体的行動指針も「見える化」します。
会社はどこを評価するのか、を明確に表す事で、頑張り方のベクトルを全社で共有出来るものにします。
今年は以上の視点で、関係者様からの更なる信用を確立し、安心してお任せ頂ける体制づくりに、全社一丸となって取り組みます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
平成29年1月吉日
有限会社 中部テック
代表取締役 坂口道典