『非暴力による平和創造 ウクライナ侵攻と日本国憲法』木村公一 著

書評books 「平和を造るために、私は何をすべきであろうか」との問い ビサイドチャーチ東京 牧師 安海和宣 月刊いのちのことば

https://www.wlpm.or.jp/inokoto/2023/11/13/%e6%9b%b8%e8%a9%95books-%e3%82%ad%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%88%e3%81%ae%e6%95%91%e3%81%84%e3%81%ae%e8%a3%be%e9%87%8e%e3%81%ae%e5%ba%83%e3%81%95%e3%82%92%e5%86%8d%e8%aa%8d%e8%ad%98-5/

 

一般のメディア情報では到底知りえない知識が満載だ。後半は、平和憲法を持つわが国が、世界でどうリーダーシップを発揮すべきか、具体的な提言がなされている。わが国は、次のような平和を希求すべきだと。①信頼に基づく平和、②目的としての平和、③軍事力に頼らない平和、④権力の源泉である民衆による平和、⑤歴史の途上ではつねに未完である平和。
軍事力や軍事同盟、「核の傘下」による平和がいかに非論理的であるか。二百五十キロ爆弾を搭載した三機のセスナ機が原発に「テロ攻撃」したら日本は壊滅状態になる。「アメリカの核の傘の下に救いあり」という信条は、「統一協会」まがいの擬似宗教カルトであると著者は訴える。