いつもの教会の坂を緩いジョギングで登って行くと、十字架の左側の横にカラスちゃんは止まっていました。

 

 とても珍しかったです。折り返し地点へ行き、再び十字架に目を向けるとトップの位置にカラスちゃんはいました。何分も止まっていたことにも驚きました。

 

 写真か動画を撮ろうとしていると強い風が吹いてカラスちゃんの羽根をバラバラと動かしてバランスを取っていましたが、耐え切れずこちらの方へ飛んで来ました。

 

 横の大きな木の葉がたくさんある枝にいらっしゃいましたが姿が見えないので、走りだしました。

 

 あの十字架からどけるようなあの風を、いろんな人はどう解釈するのだろうかというのが退屈で面倒なジョギングの気晴らしな考えにしました。

 

 きっと敬虔で熱心に信仰されている方々は「そんなの当たり前です。神が蹴散らしたのです」と言うのであろうか。

 

 自分ではどうなのか「私を待っていてくれました。なんと嬉しいことでしょう。しかも神さまはカラスちゃんの背中を風で押し私の近くへ行くことを起こされました。神さまは私のことを知っているんです」