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???。
それが今回の札幌行きの目的だったとは思えなくなっている。

大学病院を出てから立ち寄ったあの古い教会、そしてすすきのの歓楽街。
美由紀は珍しく迷っていたようだ。
そう、日頃は何かに付けて躊躇なんてしない美由紀が、あの教会に行くかどうかは、その直前まで明確に決めてはいなかった。
少なくとも、傍にいた源次郎はそう感じた。
迷った挙句に、ようやくタクシーに乗った。
そんな感じだった。

もちろん、ある程度は行くつもりになっていたのだろうとは思う。
だからこそ、事前に調べて書き留めたメモを持っていたのだ。
そこまでしておきながらも、それでも、いざ行くかどうかを最後の最後まで迷っていた。
そう感じさせる行動だった。

美由紀は一切の説明をしなralph lauren rugby
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かった。
教会に到着してからも、そして中に入ってからも???。
そして、その教会を離れてからすぐに「すすきの」の地名を口にしたのだ。
それには、迷いがなかったように思える。


「そういうところが好きよ。源ちゃんの???。」
美由紀はエレベーターが5階に着く直前にそう言った。


(つづく)



第2話 夢は屯(たむろ)する (その941)

「はい?」
源次郎は言われた意味が分からない。
つまりは、その意味を問い返したつもりだった。

だが、そのタイミングでエレベーターのドアが開いた。
そして、先に美由紀が降りる。
もちろん、何も答えないままでだ。


廊下には人影はなかった。
深夜のことである。
それでも、源次郎はその廊下では問いの続きをする訳には行かなかった。
黙って廊下を行く。

源次郎が部屋のドアを開け、美由紀を先に中へと入れる。
そし