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持だった。
ひとつは、こうした場所にいる女性には惚れないと言ったこと。
そして、もうひとつは、絶対にとは断言できないが???と半歩後退したことだ。

その源次郎のふたつの反応を見届けてから、美由紀は「どうして?」と問うてきたのだ。
だとすれば、そのどちらかに美由紀は不満を抱いたのだろう。
そう思うしかない。


「常識的には惚れたりはしないけれど、例外もあるかもしれないってこと?」
美由紀がそう纏めてくる。
まるで、源次郎の心の中を読んだようにだ。

「ええ???、まあ???。」
源次郎は、助かったと思う反面で、それを踏まえたうえで繰り出されるであろう美由紀の次の言葉が怖くもあった。

「じゃあ、その例外となりうる要件って何なの?」
「う、う~ん???。」
そんなもの、答えられる筈も無いと源次郎は思う。

もともと、恋愛経験なんて殆ど無い源次郎である。
確かに、中学、高校と、「好きだティンバーランド アウトレット
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」と思える女の子がいなかったわけではない。
それでも、それは常に源次郎の片思いで終わっていた。

大学に行ってからは、親元を離れたこともあって、心機一転、恋愛を頑張ろうと思いはしたものの、現実は、その日その日の生活と、そしてのめり込んだ学生運動とに忙殺されて、それどころではなかった。
それが現実である。

「やっばり、美人かどうかなの? それとも???。」
美由紀は、周囲を見渡しながら、さらに組んでいる腕に力を入れて訊いて来る。


(つづく)



第2話 夢は屯(たむろ)する (その919)

「う~ん???。」
源次郎は何とも答えようが無い。
そんなことを考えてみたこともなかった。
ましてや、女性からそうした事