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第2話 夢は屯(たむろ)する (その949)

「ふう~???。」
源次郎はほっとする。

それにはふたつの理由があった。
もちろん、ひとつは溜まりに溜まっていた尿を吐き出せたからだが、もうひとつは、美由紀に見られたくない膨らんだ性器に落ち着きを取り戻させるだけの時間的猶予が与えられたからだった。

ところがだ。
膀胱をパンパンに膨らませていた不快感は気持ち良く解消できたものの、もうひとつの膨らみは、放尿が終わった後もほぼそのままで居残った。

「ええっ! ???。」
源次郎は予想外の結果に首を傾げる。

男性器とはもう長い間付き合っているが、多少の性的興奮があっても、放尿をすればそれなりに押さえることは可能だという経験則が確かにあった。
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ことか、今回はその経験則が役に立たなかった。
依然として、「起立!」の号令が解除されない状況なのだ。

(おいおい???、どうしたことだ?)
源次郎は下腹部の自分にそう問いかける。

確かに、“こいつ”は相当に我侭である。
どちらかと言えば、腕白坊主だ。
なかなか親の言うことを聞かない。
でも、それは今日に始まった話ではない。
小樽の劇場に行った初日にも、“こいつ”は勝手に暴走した。
そう、サキのリハーサルを見ていてだ。

(そ、それでもなぁ???。)
源次郎は弱気になる。
選りによって、今、そこまで我侭になることは無いだろう?


「源ちゃ~ん???! まだなの?」
風呂場から美由紀が呼んでくる。
まるで、源次郎がここで困っているのが分かっているかのようにだ。

「し、仕方が無い???。」
源次郎は諦める。
実は、たった今、ここで