ババアが、はしゃいでいる。

どう、はしゃいでいるかというと、
女子高生の制服を着てはしゃいでいる。

それを見ておっさんは言う。

「まだ全然いけますよ。」

万更でもない。ババアはまだ、はしゃいでいる。

はしゃぐババアを、
見ておっさんは何を感じているのか。

とにかく、はしゃぐババアは自虐的だ。

女子高生と同じフィールドにたつことにより、
あえて、自らの老いという傷を白日のもとにさらす。

それに、はしゃぐババアを見るおっさんは、芸術家だ。

完成されているものが街中に転がっているのに、
あえて、不完全なものに美を見いだそうとしている…のだろうか?
とにかくアラサーもしくはオーバー30の、
この様な悪ふざけを見て、
不快しか感じられない私には、

芸術を鑑賞する資格、

つまり人間らしく生きる権利は、ないのかもしれない。

ユーガッタファイ!フォーユアライ!トゥパーティー!