ふたりめ、とはなっているけど、最初にやり取りした人は電話でフェードアウトしたので実際は初めて会った人になる。
この先輩さんからは1日に何度もメッセージをやり取りしていたためか、わりかし早くLINEを交換して会う予定が決まった。
初めて会う、という緊張はあったけど、先輩さんには絶対の安心感があった。
なぜかと言うと、メッセージのやり取り中にこの人が同じ出身高校の一つ上の先輩だとゆう事が判明したためだ。
たぶん探せば共通の知り合いもいるし、
危ない事をされたり壺を買わされたりする事はないだろう。
↑、、壺?
待ち合わせ前、密に連絡を取る。
向こうからしてもドタキャンが一番最悪だろうから、
無駄な心配のないように。
先輩「グレーのダウンにデニムです!」といった服装通りに
模範的な34歳の社会人が現れた。
喋りにくさは全然なく、高校の話でも盛り上がった。
話につっこんで来てくれたり会話は弾んでいた。
が、、、面白くない。
爆笑する、と言う事がない。ははは、と渇いた笑いになる。
差し障りのない彼は、たぶん会社の中では上からも下からも好かれる人なんだろう。
5年間ぐらい彼女がいないとゆう先輩と話していて気づいたのは、先輩の圧倒的な経験不足だ。
女性経験もだし、正直人生経験もだと感じた。
趣味もない、旅行も行かない、仕事への意欲もそこまでない。
女性が34歳の男の人に求める経験からくる余裕とか、
深みが全くないのだ。
決して悪い人ではないのに。
こうなったらシフトチェンジするしかない。
今度コンパでもしませんか⁇とゆう方向転換だ。
たぶんこんな真面目な男性を求めている女性はいるし、
この人が変な友達を連れて来ることもないだろう。
あなたを認めてますよ、友達にも紹介できますよ、
とゆうアピールにもなる。
さて会計時、私も払います、とゆうそぶりを見せた時、
男の力量はここで決まる。
先輩「じゃあ2,000円で!」
、、嫌いな数字である。
1,000円…わかる。全くお金を払わないことに気を使う女性はいるし気遣い○
2,000円…それなら貰わんでええやんってなる
3,000円…定額コンパのつもりか?
4,000円以上…論外
そうやってお店を出てから、
私「じゃ、またコンパ企画しましょね!(颯爽)」
先輩「今日めっちゃ楽しくて、ほんまなら2軒目も誘いたいところやねんけど、、(家に誘いたいけど、、)」
私「お店閉まってますしね!!(颯爽)」
先輩「もし良かったら、コンパもやけど、ソロではどうかな、、?来週とか、、?」
私「ちょっと来週は、、まぁ、またラインで!!私薬局寄りたいんで!←もはや意味不明」
先輩「うん、ありがとうー!」
こうしてマッチングアプリ初デートが幕を閉じた。
……が、私の土曜日はまだ終わらなかった。
その話はまた明日。