君と居ると時間が経つのが本当に早いの
笑うとできる目元のシワが好き

君にそっと寄りかかってみる
触れ合う肩と肩 暖かい時間

初めてキスをした夜 感じた優しさは
これからも忘れないだろう

今、会いたい
ただ、会いたい
言葉はもうそれだけで充分
あぁ 夏が終わっていく

君の匂い 呼吸と声
8月の夜にさらわれて
愛しさひとつ 残していく



君と居たら ひとりの時間が寂しくなった
ふたり歩いたこの道を覚えてる?

別れ話をした夜 見上げた夜空と
同じ場所に月が光っている

ありがとう は 届いたかな
不器用に伝えてばかりであの時はごめんね
君の涙 まだ消えない
幸せを願うほど辛く 現実は儚い

花火大会の景色も
一緒に食べたご飯の味も
君は忘れてしまうのかな
「家まで送るよ」って 最後の最後に何よ
優しさが 余計強がらせる

振り返れば君はそこに
君のこと思うから 私わがままになれない
君の匂い 呼吸と声
8月の夜にさらわれて
愛しさひとつ 残していく




君の匂いと夏の夢/2009.HALU