こんにちは。高橋ゆりこです。

LINEの「ＡＩカホコ」のサービスが９月末で終わってしまい、

またまた、カホコ　ロス。

さみしいよう。

そんなわけで、久しぶりに「過保護のカホコ」記事書きます(笑)

29記事めだぜ。

30記事で最後にできるかなー

このドラマの中で、

カホコの愛の深さを表している描写は沢山あるのですが、

その中の大きなひとつに、

カホコは、大切な人の変化にいち早く気づく。

という描写があります。

人は、自分の変化に気づいてもらうと嬉しいモノです。

例えば「髪の毛切った？」と気づいてもらえたら嬉しい。

意識を向けてもらえてるって感じられるから。

意識を向けてくれているということは、

大切に思ってくれているって感じられるから。

７話で、ばあばがカホコに向かって、こんなことを言うシーンがあります。

カホコはね。
自分が思ってるよりも、ずーっと強くてたくましいのよ。

それが証拠に、家族が集まるたびに、
具合が悪かったり、悩みがある人を見て、すぐに気づいてたじゃないの。

そんなカホコ見て、いつも思っていたのよ。
この子は、誰よりも人を幸せにする力があるって。

このシーンは、

カホコが、家族ひとりひとりに対して、

しっかりと意識を向けている

ということを、表現しているんですね。

この時、カホコの隣に座って、

カホコと一緒にばあばの話を聞いていたはじめくんは、

「具合が悪かったり、悩みがある人を見て、すぐに気づいてたじゃないの。」

と、ばあばが言った時、カホコの方をしっかりと見つめるんです。

１話で、こんなシーンがあります。

はじめくんが、アトリエで教授から、

夢を追うのは大学までにして、堅実なところに就職することを考えた方がいいんじゃないか？
卒業したら奨学金も返さなきゃいけないんだろ？

と言われて、アトリエで自分の絵を破いて大暴れした後、

カホコにキャンパスで偶然会います。

アトリエ棟から歩いてくるはじめくんの様子を、

カホコは真剣な顔でじーーーっと見つめているのです。

はじめくんは、無視して通り過ぎようとしますが、

あまりにもカホコがじーーーーっと見つめてくるので、

「なに見てんだよ？」

とカホコに向かって言います。

その時、カホコがこういうのです。

何かあったのかなー？と思って。

なんか辛そうな顔してたから。親とケンカでもした？

この時はじめくんは「そんな顔してねーよ！」と胡麻化したけど、

きっとはじめくんは、この時のカホコのことを思い出して、

カホコのことを見つめたんじゃないかな、って思うのです。

ばあばから、

「はじめくんもそう思わない？」

と問いかけられたとき、はじめくんは、

「はい」と、真剣な顔で力強く答えていたから。

ドラマ全10話を通して、ところどころに、

カホコが家族ひとりひとりの些細な変化に気づく描写があります。

1話では、

いとちゃんのパパの顔を見て、

「あつしくん　疲れてるみたいだけど、仕事忙しいの？」

と声をかけています。

４話では、

ぼんやりしているばあばに、

「どうしたの？何か元気ないけど」

と声をかけています。

たまきちゃんに対しても、

「たまきちゃん何かあった？

今日はまもるおじちゃんと全然話してないけど」

と声をかけています。

せっちゃんが落ち込んだ顔をしていたら、

「最近、いとちゃんどう？」

と声をかけています。

カホコは、大切な人が、

「いつもと違う。」

ということを、表情や様子から敏感に察知するのです。

それは、カホコが常に、

家族ひとりひとりにしっかりと意識を向けている、

ということを表しています。

このブログで、わたしは何度も、

行動や言動そのものは重要ではなく、

その元にある意識が大事だ、とお伝えしています。

この世界を創っているのは、わたしたちの意識です。

現実が創られる仕組みについては、こちらの記事をどうぞ。

そして、意識にはプラスやマイナスに働く作用があり、

その作用は、目の前の現実だけでなく、

意識を向けられた相手にも、影響を与えます。

５話で、はじめくんの大切な絵の具を、

カホコが川に入って探すシーンで、

カホコは、はじめくんに、こんなことを言うんです。

自分が何にもできないのが悔しい。

はじめくんにも、家族のみんなにも、何かしてあげたいのに、幸せになってほしいのに、仲良くして欲しいのに、何にもできない自分がイヤでイヤでたまらない。

すごく苦しい。悔しい！

カホコの行動や言動の元にある意識には、相手に対する、

幸せになってほしい

仲良くして欲しい

というコントロールが含まれています。

だから、カホコの良かれと思っての行動は、

おせっかい。

余計なお世話。

放っておいて欲しい。

というマイナス感情を、一時的に相手に与えてしまいます。

でも、カホコのこのコントロールの意識は、

自分の不安を埋めるためではない。

わたしを安心させてほしいとか、

相手から感謝されたいとか、

一切ない。

純粋に相手の幸せを願うコントロールです。

損得勘定の無い貢献感が、カホコの元にある意識なのです。

コントロールが含まれていますが、

根底にあるのは、相手に対する愛でしかないのです。

そのため、一時的にはマイナスを与えますが、

最後には、必ず相手にカホコの思いが届く。

カホコは、損得のためや不安を埋めるためじゃなく、

純粋に自分のためにまっすぐな思いを向けてくれている。

ということが、相手に届くのです。

結婚式での、カホコのママの言葉、

「カホコは、みんなの心のドアを開ける鍵を持ってる」

この言葉は、

カホコが相手に対して、いつも意識を向けて大切に思っている。

その愛が、意識として相手に伝わるから、

相手の心のドアが開く、ということを意味しているのです。

マイナス意識は出しちゃダメだと、

コントロールはしちゃダメだと、

勘違いしている人がとても多いです。

もちろん、

自分の不安を埋めるため、

自分が感謝されるため、

のコントロールは、

根底にあるのが相手に対する愛ではなく、

自分を安心させるために相手を使う意識なので、

相手には、マイナスを与えるだけになってしまいます。

でも、相手に対する愛が根底にあるなら、

コントロールが含まれていても、プラスも届くんです。

子育ての現場でのことは分かりやすいですね。

どんなに嫌がられても、どんなに抵抗されても、

その子の将来のために必要なら、叱ります。

歯も磨くし、お風呂に入れるし、早く寝かせる。

その時は一時的にマイナスを与えるけれど、

将来的にはプラスに作用する。

これが、相手に対する愛が根底にあるコントロールです。

カホコも、コントロールの意識を出してました。

だから、一時的に、相手に対してマイナスに作用しました。

だけど、最終的に、カホコの愛は届いた。

プラスに作用しました。

それは、

カホコの元にある意識の根底にあるものが、

純粋な相手への愛だったから。

だから、コントロールしちゃったって、良いんです。

そのコントロールは、何のためにするのか？

誰の何のために、そのコントロールをしたいのか？

そこがしっかりと自覚できていれば。

その自覚の違いで、相手に向ける意識が、

相手を「見張る意識」にも、相手を「見守る意識」にも、

変化するのです。

意識を向けることが「愛」として届くのは、「見守る意識」です。

あなたは、大切な人に対して、どんな意識を向けていますか？

宇宙の法則や心理学的に細かく分析した「過保護のカホコ」記事。

10話完結なのに、現段階で29記事もあります(笑)

過保護のカホコでテーマ分けしてありますので、

興味がある場合は、ぜひぜひ読んでみて下さいね～

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