50点。

赤点である。

年末からされていた予告からそれなりに期待して行った映画であったが少々残念。

明るく軽いコメディタッチ、豪華なキャストが盛り立てる「さて、明日からまた仕事頑張ろうかな」的な映画を期待して観に行ったものの、そのような前向きなモチベーションはさして得られず。

地元TV局をリストラされた若く前向きで可愛らしいベッキー(レイチェル・マクアダムス)が、熱烈な就職活動を経て、全国放送の老舗ではあるが低視聴率に悩む朝番組のプロデューサーを任され奮闘する。


前半は悪くない。


リストラ後も暗い雰囲気にのまれることなく、明るく前向きに面接で熱意を語るベッキー、誰もが「コイツにやらせてみようかな…」と思う。
初のミーティングでスタッフからの信頼を勝ち取るシーンも悪くない。
あ、これは面白そうだ、と思う。


しかし、そこからが頂けない。


ハリソンフォードが偏屈・意地悪オヤジにしか見えない事や、ある程度のご都合主義はまぁ許せる。そんなたいそうな映画を観に来たつもりではないのだから。

でもヒロインから全く持って魅力を感じないのはイタダケナイ

思いつきでしかないアイディアで刹那的な視聴率獲得に奔走。そこには職業倫理の欠片もない。
劇中で、「業界で評判」と語られるほどの手腕はストーリーから全く感じられず。

これでは「明日からまた仕事頑張ろう」どころか「とっとと辞めて、思いつきと勢いだけでのし上がれるマスコミ業界にでも転職か…」としか思えない。

本作品のメインターゲットであろう20代・30代の働く女性からもこんなストーリーで共感は得られないのではないか。

今はダメでもあなたは有能なの!自信を持って頑張って!
地位と権力さえ与えられればあなたは業界で評判になってヘッドハントされる器よ!

こんなメッセージで今時どんな大人が共感するのか。
いっそのこと吹替え版にして主役をAKBに。メインターゲットをお子様にすべきではなかったか。


そういう意味では舞台を暗い勉強や努力シーンを挟まなくて良いアイディア一本勝負のテレビ業界にしたのは当たりだったか。

それ以外の業界だと、仕事をなめるなよ、との苦情が殺到するであろうことは容易に想像がつく。


まぁ、デートムービーのチョイスとしては無難か。
それ以上でもそれ以下でもない映画。