「きりーつ、礼」
学級長の号令が響く。
今日の授業も終わりを迎えた。
俺、相川将太はうつぶせだった姿勢を伸ばした。
空は既に赤く染まり始めている。
「お疲れ、相川」
声をかけてきたのは友人の村松大助だ。
「ん」
軽く手を挙げて応じる。
「向こうの席から見てたぜ。お前ずっと寝てたじゃん。席1番前なのに」
もう一度名乗るが、俺は相川将太。
出席番号は、この生涯通して1番である。
「眠いから仕方ない」
「いや、その仕方ないは意味わからないぞ……。んじゃ、また明日な」
「うっす」
村松は部活に行った。
ほどほどに真面目なあいつらしく、部活は弓道部で、1年にもかかわらず、大会で賞をもらったこともあるほどの腕前。
自称脱力系男子の俺とはえらい差だ。
「……さて、帰るか」
バッグを肩にかけ、席を立つ。
「今日も星、見れるかな……」
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