ところで皆さん友達はいるだろうか?私は片手で数えられる程度にはいる。ボクなんかは内向的な性格なのでそもそも友達をそこまで必要としないのだ。現実の人付き合いがどんどん減少していく現代において、とても都合がよろしくて助かる。


さて、人間にとって、孤独というのは最大の毒である。これはいつの時代も変わらない。この毒の効能として、コミュニケーション能力の低下、肥満、鬱、その他諸々な不具合が起こり得る。これが行き着いた結果が自殺や他殺、どちらにせよ人を殺すという選択をとるのだ。

そもそも孤独とはどういうものをさすのだろうか?社会から孤立するという意味では個人的にしっくり来る考え方がある。ハーシーの絆(ボンド)理論だ。これは遵法社会と個人を繋ぐ絆があり、それは4つの要素「愛着」「投資」「巻き込み」「信念」で構成されているというものだ。簡単にそれぞれ説明しよう。愛着とは良き人間関係の事である。恋人や家族などが当たる。投資とはコミットメントと言い換える事ができる。努力して手に入れた学歴や社会的地位などが当たる。巻き込みとは忙しくして社会に積極的に関わっていく姿勢である。仕事や人付き合いで時間や労力を割いているときがそれに当たる。信念とは法を守る意志である。神社のお賽銭を盗まない等、隙があれども犯罪はしないという決意がそれに当たる。(本当にざっくり説明してきたが、これは犯罪学で現在主流な考え方なので興味のある人は調べてみてほしい。)孤独とはこれら4つの絆が失われた、もしくは偏りがある状態ではないかと考える。(別に1人でいる事が多いからといって必ず犯罪を犯すわけではない)

昨今世間を賑わせているいわゆる無敵の人、それに流行り病の影響により増える自殺者。一緒にするのはやめろとは思われるかもしれないが、どちらも孤独が原因の一つであるならばこれらについて一度考える必要はあるだろう。他人がどうあるべきかは知る由もないが、少なくとも自分については足りていないものはないか、必要以上に繋がっている要素はないか見つめ直すのは人生の満足度を上げるのに役に立つのではないだろうか?と、彼女いない歴=年齢の私なんかは思うのであった。


では具体的にどうすれば、孤独から抜け出せるのか?それに必要な具体的な人付き合いの為のコミュニケーション術や仕事術の話はここではしないので悪しからず。理由は、わかりますね?