みんぽす よりお借りしてプレイした、PS3「DEVIL MAY CRY 4 」のレビューです。



カプコン
デビル メイ クライ 4

次世代へと舞台を移し、主人公も交代。

前作から何が変わったのか、どこが進化したのか。


そのような点に関しては僕には分かりません。

シリーズ未経験者から見て「デビルメイクライ4」という一作品が、

どんな作品なのかという観点から色々と書いていきたいと思います。



まずはやはり、スタイリッシュアクションとは何ぞや?という点について。


△ボタンを押せば、度派手なエフェクトと共に剣を振りかざす。

□ボタンを押せば、銃で動きを止めたりも出来る攻撃を繰り出す。

○ボタンを押せば、ネロの場合は悪魔の右手で敵を掴んだり引き寄せたり、

ダンテならリアルタイムに攻撃スタイルをチェンジする事が出来る。


これら1つ1つのアクションを如何に組み立てて攻撃するかが

「スタイリッシュアクション」…というのが僕がプレイして感じた事です。



まずはネロの場合。

特筆すべき点は悪魔の右手「デビルブリンガー」。

敵を掴み引き寄せたりするのが単純な話、とっても楽しい。

自分主体に攻撃を組み立てる事が出来るのでわざわざ

敵の近くに行く必要もなくヤンキー風な表現をするならば、

「ちょっと面かせや~!!」って感じで有無も言わさず(笑。


ダンテの場合。

ネロと比較するとあり得ないぐらいアクションの手数が多い。

スタイルチェンジ4種類や拳なギルガメスは勿論、

色々と変形するパンドラや爆発する剣ルシフェル。

これらをを臨機応変に使い分けれたら…アクションゲーマーなら

是が非でもテンション上がるしやってやるぜ!!と思うでしょうね。

もちろん僕もその1人ですが。


ただ、中盤でネロからダンテにプレイヤーキャラが交代した時は正直戸惑った。

敵を掴む事が出来ない事がこんなにも不便なものなのかと思ったのが1つ。

スタイルの特徴を掴むまでに時間が掛かるし、レスポンスもネロとは微妙に違う。

シリーズ経験者はダンテの操作に慣れていると思うので問題ないと思うけど、

DMC初体験の人はおそらく僕と同じ感想を持つはず。


ただそんな戸惑いとは裏腹に、交代劇のタイミングが絶妙なこともまた然り。

ちょうど操作にも慣れて思い通りに操れる頃に交代する事で中だるみを防ぎ、

全くタイプの違うダンテによって新鮮さを持続させる素晴らしい一石二鳥ぶり。

戸惑いというのも、プレイしていけば当たり前に消えていくのでご安心を。



本作品の唯一とも言っていい不満点はカメラ視点。


ゲーム…とかくアクションゲームに置いて重要な部分であるにも関わらず、

「何故こんなにもカメラ視点が悪いのだろう」…と常に思っていた自分。

中途半端に見渡せる超絶制限有りのフリーカメラ。

いや…フリーカメラという表現では語弊があるな、

だって固定視点の場所がかな~り多いんだもん。


狭い場所や通路などではその難が顕著に表れる始末。


例えば画面奥に向かって走っていたら画面手前に走っていたかのように、

いきなりカメラが反転するのに相当な違和感を感じる。

通常よりも早く移動が出来るスキル『スピード』で走っている状態だと、

その唐突な反転で一瞬戸惑いが生じて立ち止まってしまうんですよ。
スピードはちょっと走らないと発動しないようになっているので、

細かい点ではあるんだけど確実にストレスがたまるシーンの1つです。

もう一つ。

例えば縦に長い通路で、敵を画面手前に吹き飛ばした。
こんな時…その吹き飛ばされた敵がどうなったのかを確認したい。
でも固定視点の場所だとカメラを動かす事が勿論出来ないから、

わざわざ敵に近づいて行かなくちゃいけない。
その前に画面には見えてないその敵から遠方攻撃でもされた日には、

イラっとする気持ちを抑えられないほどムカ~っとする。

ちなみに裏技としてネロのデビルブリンガーで引き寄せるって手もあるけど、

そのためにこのアクションは考案されたものなのかと嫌みも言いたくなる。
…それぐらい上質なアクションを堪能している状況に水を差すんです、

カメラ視点が。


調べてみたらこれまでのシリーズ作品でもカメラ視点に関しては、

やはり色々と言われてるみたいじゃないですか。
次世代機になって映像やアクションだったり進化した点はあるんでしょうが、

その前にやることがあるだろうと開発者に対して声を大にして言いたいですね。



グラフィック関連に言及しておく。

少なくとも国産タイトルの中では最も美麗な映像だと思う。

動きの激しいアクションも常時60fpsを実現していて、

処理落ちなども無くかなりの迫力がある。

数あるデモがほぼ全て、リアルタイムに生成されている点も大いに評価したい。


ただそのムービーパートの映像が発売前に公開していたトレーラーの中で、

ほとんど見ていた映像だったので新鮮味はほとんど感じられなかった。

これに関しては、開発者が宣伝の仕方?を過ったんじゃないかと思う。

もっと隠しておいてもよかったと思うんだ、自信が裏目に出てしまった

……のかもしれん(苦笑。



シナリオに関しては王道的なオーソドックスな感じ。

特にネロの感情表現が豊かで良かったんじゃないかな。

あんなヤツの陰謀ってのはちょっと萎えるけどね。

ネロのあの壮絶な殴りっぷりは最高にのシーンの1つだけどw。


ダンテパートに関して言及しておく。

ネロパートの使いまわし感があった…いや確実に。

ほぼ同じ場所の探索だしボス戦もほぼ同じ相手。

違うボスたちともっと戦いたかったのが本音。

終盤にもまた同じボスと対戦するので合計3回も戦うことになる。

シリーズ最大のボリュームを謳っていて今までが

どれぐらいの物量だったのかは知らんが、

次回作では全てが新鮮で違う本当の意味での

「最大のボリューム」を謳ってくれたら嬉しい。



《総評》
カメラ視点以外は本当によく出来た上質なアクションゲームだと思う。

ボス戦がこんなに楽しいアクションゲームは他に類を見ないんじゃないかな。

スタイリッシュアクションには終わりがなく、いつまでも何処までも追求出来る。

そういった要望に応えるモードも搭載されているのでクリア後も楽しめます。


PS3・Xbox360ユーザーは勿論、アクションゲーマーはプレイしなきゃ嘘。

特に僕と同じシリーズ未経験者の方には是非手にとって頂きたい作品です。