




私、最初は斑入り多肉を見つけ、白と緑、その色合いがなんて美しいんだ
と多肉に興味を持ち始めました
例外もありますが、斑入り多肉は名前の後に錦がつくのが多いです
(例)ローラ錦 チワワエンシス錦
今では斑入りよりも原種や原種同士の交配にときめいて、斑入り多肉を購入することはなくなりましたが、過去に購入した子を見本に斑入り多肉について解説してみようと思います
オーロラ(虹の玉錦)
一番身近な斑入り品種だと思います
斑入り=高級のイメージを覆してくれる子。
斑入りといえどしっかりと普及しているので斑入りのない虹の玉と価格は変わらない場合が多いです
葉挿しで斑入りが継承される可能性は半分位かそれより少し低いか位です(体感)
胴切り後の下部から出てくる新芽もたまに虹の玉に戻ります
斑入り多肉の購入を考えている方はまず、オーロラを育ててみてカットや葉挿しで増やそうとしてみると斑入りがどういうものかわかりやすいと思います
カットや葉挿しで斑入りの感じが変わった子も出てくるので楽しめます
紅葉が進むとよく見ないとわかりません
ラブリーローズ錦
先日植え替えをしたラブリーローズです。
葉挿しから増えた子になります
斑入り品種を葉挿しでやカットで増やそうとした場合以下のパターンがあります
① 斑落ち(斑入りが消えた子)
2枚目の写真の左側は最初、もっと斑入りがありましたが、成長と共に消えていきそうです
周囲の葉がどんなに見事な斑入りでも成長点付近に斑入りがなければ次に展開する葉に斑入りはありません。
逆に斑落ちだと思っていたのにある程度成長してから斑入りが出てくる子もいます
姫秀麗錦

カットした下部を見ると、真っ白な頭の子いますよね?
美しいのですが、葉緑素がなく成長しにくい、他の頭の成長の足を引っ張ります
私はこのまま楽しもうと放置していますが、本来なら白い頭を落とした方が良いと思います
こちらが斑入りパターンの二つ目
② 全斑
成長が難しく、菌にも弱い状態。
成長には問題のない斑落ちと比べると成長すら怪しいので、一番ハズレの状態になります
↑はローラ錦の葉挿しですが、全ての葉挿しの発芽が全斑になります
姫秀麗錦の葉挿しもほぼ、全斑になりますね
成長が遅め、弱く儚い子ですが、白くて幻想的
黄色っぽい色合いでも全く葉緑素がない訳ではなくすぐに消え去るわけではないのでしばらく眺めていられます
成長はちょっとずつで溶ける子もいますが、半年以上、生きてる子もいるので寄せ植え等にちょっと需要あるかもなんて思ってたりしてます
多分ほとんどは処分されていそうです
私は枯れるまで愛でます
オパリナ錦
胴切りしたら出てきてくれた子達です
手前の子は少し斑入りが強過ぎますね
斑入りパターンの3つ目
③派手斑
斑入りが多く、綺麗ですが②の全斑に向かう可能性が少し高めの子です。
全斑と比較すると成長に問題は今の所ありませんが今後大丈夫かな?という状態です
奥の子はピンク色が綺麗ですね
ホワイトピンク斑とかで高額な商品を見かけますが、少し強めの日差しに当たったり、紅葉のシーズンになると斑入りの白い部分は割と簡単にピンクになります
ピーチ姫(ブロンズ姫錦)
ポコポコ増えるのでありがたみが減ってきていますが...とても綺麗な子です
室内で緩めに管理すると金属のような質感の斑入りが確認できます(外管理だとすぐ赤くなり綺麗ですが見にくくなります
)
ピーチ姫は葉挿しで増やそうとするとほとんどがブロンズ姫に戻ります
子吹きしやすいのでカットで増やすと安定して増やすことが出来ます
星美人錦
パキフィツムの星美人の斑入りです
昨年取った葉挿しは見事に斑落ち祭り
今年の葉挿しは斑入りがちょこちょこ見られました
斑入り多肉を紹介しながら説明を入れさせて頂きましたが参考になりましたでしょうか
斑入り多肉は基本的にカットで増やします。
葉挿しでも斑入りが出てくる子もいますが成長と共に消えていったり、斑入りの感じが変化する子もいます。
恐らく斑入りという情報は受け継がれたり受け継がれなかったりしますが、斑の入り方はクローン出来ないのだと思います
メルカリ、ヤフオクで斑入り多肉を購入される時は低価格であればギャンブルをするつもりで葉挿しの購入もありですが、ある程度成長し、斑入りが安定している子の方がリスクが少ないと思います
葉挿しのまだ小さい芽は斑入りでなくても斑入りに見える表情の時があったりするのですが、それを斑入り確定と販売している方も今はどうかわかりませんが、過去には結構いました
斑入り多肉の管理は斑の入り方の問題を除けば夏に少しだけ遮光を増やしてあげる位で特に難しい、弱いという訳ではないと思います
オーロラ、ピーチ姫なんてエケベリアより強い疑惑あります(笑)
以上、斑入り多肉の世界でした
最後まで閲覧ありがとうございます