あまりの美しさに
胸がいっぱいになる。
そんなことってあるだろうか。
🎹
Spotifyでいろんなサントラを
聴いているのだけれど、
おかげで
デイヴ・グルーシンのピアノを
思い出すことができた。
「恋のゆくえ
The Fabulous Baker Boys」
で、ピアノの上で艶やかに歌い上げる
ミシェル・ファイファーの姿。
彼女の美しさだけではなかった。
あの曲が、演奏が素晴らしかったから
あの名シーンが生まれたんだ。
彼女の歌声と
ピアノの音色一つひとつが
絡み合うのをはっきりと感じるんだ。
さっき、
YouTubeで久し振りにそこだけ
観たら泣きそうになったよ。
🎹
デイヴ・グルーシンのピアノ
と言ったらトム・クルーズ主演の
「ザ・ファーム」のサントラの
イメージの方が強いけれど、
ジャズと映画音楽に惹かれていた
学生の頃の僕は、
「オトナってカッコいいものだからさ、
楽しみに待ってなよ」
とでも言われたような気分で
どちらのサントラCDも
繰り返し聴いていた。
「そんなにいいもんじゃないぜ」
その頃の自分に言ってやりたいかって?
そんなだからいいのさ。
そのことに気付けるだろうことは
わかっているから、
何も言わずにおくことにするよ。