「わたしの推しのために、毎月2万円は絶対に使う」
Instagramに投稿して、友達からハートをもらう。そしてコメントに「推し活素晴らしい!」と言ってもらう。
その瞬間が、私の最高の瞬間でした。
仕事がつまらないと感じた日も、将来のことが不安で夜眠れない日も、推し活のことを考えるだけで少し気持ちが楽になる。
でもある日、親から急に電話がかかってきて、その「楽」が一気に現実に引き戻されました。
「実はな、お母さんの医療費が……」
話を聞く限り、大したことはなさそうだった。でも頭に浮かんだのは、すぐに「お金が足りなくなったら、私が何とかしなくちゃ」という焦りでした。
推し活に月2万円使える余裕を持ちながら、親の医療費の心配をしている。その矛盾に、気づいてしまいました。
━━ 「充実した独身女性」のSNS投稿の裏側
28歳の独身女性のSNSを見ると、みんな充実していて見えます。
推し活している。旅行に行っている。新しいコスメを試している。可愛い服を着ている。
でもコメント欄を見ても、誰も「実は貯金がない」「親の老後が不安」「結婚できるかどうか不安」という本音を書いていません。
みんな表の顔で、裏の悩みは隠している。それが当たり前。
だから「私も充実した顔をしなきゃ」と思って、推し活の写真を撮ったり、キラキラした投稿をしたりする。でもベッドに入ると、その充実感はすべて消えて、頭には「でも私、大丈夫?」という不安だけが残る。
その落差が、すごく疲れました。
━━ 「独身女性の貯金200万円」が意味すること
客観的に見ると、28歳で貯金200万円は「頑張ってる」に見えるかもしれません。
実際、友達の中には貯金が100万円以下の人も多い。だから「ゆりはちゃんとしてるね」と言われることもあります。
でも数字を見つめてみると、別の景色が見えてきます。
月1万円のペースで貯金しているとして、年間12万円。200万円に達するのに約17年かかった計算。つまり、11歳からずっと貯金し続けている。
でも人生は貯金し続けるだけではない。親は老いていく。自分も病気になるかもしれない。結婚するかもしれないし、しないかもしれない。想定外の出費もあります。
200万円というのは「ちょっと貯めた」という水準であって、人生のセーフティネットとしては、実はかなり不安定です。
━━ 独身女性が直面する、三重苦の現実
独身女性には、既婚女性とは違う不安があります。
ひとつ目:親の老後。
実家の親は年金暮らしです。年金だけでは生活が厳しい時代になってきました。兄弟がいても、自分が何もしないわけにはいかない。かといって、親を扶養することになれば、自分の人生設計は大きく変わります。
ふたつ目:結婚の不確定性。
結婚できるなら、相手の収入に頼ることもできる。でも相手がいない今、「いつか誰かが……」という幻想に頼るのは危険です。自分で経済的に自立する必要があります。
みっつ目:女性特有の支出。
男性より医療費がかかることもある。美容にかかる費用も多い。老後も寿命が長い分、多くの貯金が必要。
この三重苦に直面する独身女性は、実は最も経済的な工夫が必要なポジションにいるのです。
━━ 「何のために働いているのか」という問いへの答えがない
毎月20万円の手取りをもらっています。
その20万円は、家賃と食費と生活費で消える。残った1万円を貯金に回す。そしてボーナスで貯金が増える。その繰り返し。
でも思うんです。「これ、何のためにやってるんだろう」って。
親を助けるため?確かにそうかもしれない。でも親が要介護状態になったら、お金だけじゃ足りない。自分も何か手伝わなきゃいけない。そうしたら自分のキャリアは?
結婚のため?でも結婚相手がいないのに、その可能性のために人生を制限するのは本当なのか。
推し活を続けるため?でもそれは逃避じゃないのか。現実から目をそらすためのお金じゃないのか。
そういう問いが、毎日頭の中をぐるぐるしています。
━━ 「やることがない」独身女性が知るべき、ある選択肢
既婚女性は家計管理をする。子どもがいれば教育費を計画する。親と同居していれば親の支援をする。やるべきことが明確で、その中で工夫の余地がある。
でも独身女性は、「やること」が自分で決める必要があります。その自由さの裏返しとして、「何もしないという選択肢」も用意されている。
結果として、何もしないままの人が多い。
「結婚まで待つ」「親が問題になるまで考えない」「何とかなるだろう」——そういう「待つ」の選択肢を、無意識に選んでしまう。
でももう28歳です。待ちながら時間だけが過ぎていく。その間も親は確実に年を取っていく。
なぜなら、独身女性には「最初のアクション」が必要なのです。既婚女性のように「夫と相談」「子どものために」という外部の動機がない。純粋に「自分のために」「親のために」という内的動機だけで動かなきゃいけない。
その最初のアクションとしての選択肢が、実はいくつかあるのを知っていますか?
━━ 推し活のお金が「自分への投資」になる未来
推し活に月2万円使っている。年間で24万円。
これを「無駄」と言うつもりはありません。心の充実も大切。でもその一方で「この24万円を何か別の形で自分に投資したら、5年後・10年後はどうなってるだろう」という問いを、一度真面目に考えてみる価値があります。
推し活は、その瞬間の幸福を買う。でも資産運用は、未来の幸福を買う。
両立することも、どちらかに全振りすることも、あなたの自由です。でも「選択肢がある」ということを知っているかどうかは、人生の充実度を大きく変えると思います。
━━ 親を心配させない強さ
親に「医療費のことで……」と言われたとき、「大丈夫、何とかするよ」と言える娘でいたい。
そのためには、自分がお金の不安を持っていないことが必要です。
貯金200万円は悪くない数字ですが、親を心配させないために必要な金額ではない。自分の人生に余裕を持たせるために必要な金額でもない。
独身女性として、次のステップに進むための判断材料を持つ必要があります。その判断材料は、「知ること」からしか始まりません。
見るだけでいい。聞くだけでいい。
同じような立場の女性たちが、どんなことを考えて、どんな工夫をしているのか。そういう現実の声を聞ける場所があります。
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※投資にはリスクが伴います。元本保証はありません。余剰資金の範囲内で、自己責任でご判断ください。
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