マジミラ2019が行われている最中、クリプトン・フューチャー・メディア(以下:クリプトン)から
"これからのクリプトンボカロ"をどうしていくかという発表がありました。
まず、クリプトンは産業技術総合研究所(以下:産総研)と共に新たなサービス・開発を行うことが発表されました。産総研では音楽情報処理による研究として今まで、人間の声からVOCALOIDのノートを生成する技術「ぼかりす」(現在は廃盤)や、ピアプロと連携しての楽曲の自動解析などを行っていました。
・「Kiite(キイテ)」という音楽発掘サービスを8月30日から開始。
今までユーザーが作り上げてきた星の数ほどある歌声合成楽曲の中から自分の好みの楽曲を効率よく検索することができるもので、プレイリスト作成や共有、シンガーからの検索、激しい曲・のんびりした曲などの様々な観点から楽曲を発掘することができるブラウザから利用可能のサービスです。現在はPCからのブラウザ型サービスですが、スマートホン版も開発中とのこと。
「Kiite」はこちらから→ https://kiite.jp/
・新しい歌声合成システムを開発。
今までの音声合成システム(VOCALOID)とは違った音声合成の開発をされるようです。簡単に説明すると元々の初音ミクらしさ、鏡音リンレンらしさと言った声そのものキャラクターを保持しつつも声のニュアンスを制御できるシステムだそうです。クリプトンボカロのV4Xに付属していたE.V.E.C機能による表現をさらに進展させたものになり、人間の声の波形からボカロの声に変換できるような機能も開発中。
デモソングはこちら(楽曲中のKAITOの台詞がクリプトンの新技術「VOCAL DRIVE」を使用したもの)
・歌声ソフトウェアを2020年上半期発売開始予定。
先に紹介した音声合成技術を来年の上半期に発売開始予定。今までのクリプトンが出していたピアプロスタジオ(DAW)の新バージョンにより使用可能である新しい初音ミク等のソフトウェアを新シリーズとして発売。VOCALOID5に付け加える形ではなく、独自のエンジンで操作するものになり、可視化による波形解析や、半自動調声等のシステムが導入されたものになるそうで、既存製品をお持ちの方には優待販売を行う予定。今までのないがしろにされがちだったMEIKOとKAITOも推していくとのこと。
また、今回の新ソフトウェア発売とは別で年内に中国語版初音ミク(初音未来)は発音アップデート版をリリース予定、無償アップデートできるようです。
・クリプトンとヤマハの今後。
今回のクリプトンと産総研による新技術に関して、ヤマハとの相談の上で進めていったものであり、飽くまでクリプトン自身は元々「音をつくる会社」なのでこれからの音楽界隈にインパクトを与えていきたいという信念があり、ヤマハとの決別はせず今後も関係を続けていくとのこと。
また、クリプトンは新エンジンに名称を与えないとも公言をしており、初期の初音ミクの発売から12年、今まで培ってきた「ボーカロイド」という地盤から完全に外れるということではないようです。
以上がツイッター等の情報網で独自に調査したクリプトンの発表を簡潔にまとめたものです。間違いがあればコメント等で指摘して下さい。
「新シリーズ」としての発売となると、「キャラクターボーカルシリーズ(初音ミク・鏡音リンレン・巡音ルカ)」をMEIKO、KAITOを含めて6人のボーカルでのシリーズとしての発売なのかもしれませんね。
詳細は年末に改めて発表されるようなので、続報を待ちましょう。
カタカタ(┓´ー`)┓[PC]