2013年は引き続きリストラの仕事がメインだったが、投資ファンドへの新規投資案件をファンドマネージャーとして取りまとめることとなった。
ファンドは前回、前々回に続く第3号案件で、投資規模は100億円を大きく上回る規模だった。
1号、2号と段々とパフォーマンスが落ちている中で、投資からの配当も部門の大きな収入の柱の一つとなっていたため、案件を任されたことは嬉しかったと同時に、緊張感を持った仕事の連続だったことを覚えている。
ファンドは米国に拠点をおいていたため、来日した彼らとのミーティングやこちらサイドは米国現法の同僚にも参加してもらうなど、参加人数も多く大変な交渉となった。また、都合が悪いことに、社内的には第2弾の更なるリストラが進もうとしていた矢先であって、そのような折にこの規模の投資を認めてもらえるのか非常にぎりぎりのラインだった。
社内で通す会議体も複数あって、上の人による根回しもお願いし、最終的にはゴーサインが出て契約に至ったものの、僕に対する役員の評価は残念なものだった。こいつはダメだと思われてしまったようだ。
一生懸命にやっていてもこのような評価はありえるのだと思ったし、一方で、自分の力不足によるものではなかったと思う自分もいて、その後はすっかり役員への忠誠心もなくなり、環境を変えたいという思いが強くなったことを覚えている。
社会人生活は良い時もあれば悪い時もあって当然だろうが、うまくいっていた矢先のことで、ショックは大きかった。
ここでの反省点はただ一つ。
役員でもものおじせずに直接考えを聞く機会を得れば良かったのだと思った。
このことは、今でも自分の行動に大きな影響を与えている。
どうせ評価されるなら、やれることはやった上で評価を受ける方が良い。