NIPT 新型出生前診断 | 田舎に嫁ぎました。

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11歳年下の夫、2歳の息子、ネコ2匹と暮らしているアラフォーです。義祖父母とは2年同居しましたが現在は解消し車で5分の距離に住んでちょこちょこ様子を見に行っています。
日常のあれこれを呟くブログです。

NIPT(新型出生前診断)を受けに行った話です。



いろんな考え方のある出生前診断ですが、

私は高齢出産、しかも40歳を超えているため

最初の妊娠(残念ながら初期で流産して

しまいましたが)の時に、産院の医師から

そういう診断もあるということだけ、説明を

されていました。



産院の医師が説明してくれたのは確定診断、

いわゆる羊水検査で、希望するなら

15週くらいにとのことだったので、今回の

妊娠でもまだあまり焦って考えては

いなかったのですが。



いろいろ情報収集するなかで、非確定診断も

あることを知り、NIPTで陽性がでたら

確定診断を受けるという流れで決めました。



そうすると、10週にはNIPTを受けたほうが

後々のことを考えると良いように思い、

もう10週に入った時期だったので、慌てて

調べて探して…そして受診に至りました。



当日の受診自体はほぼ採血だけなので

全部で20分程度で終わりました。

私が受けたのは、非認可のものですが

内容としては認可で提供している

検査内容に性染色体検査をプラスした、

シンプルなものです。



ただ、自分の中では今回のこの検査…

その内容と選択した機関について

実は直前までモヤモヤしていました。








-.-.-.-.-.-.-.-.


検査のために特急に乗って1時間、私の

出身地である都市に出てきました。

長時間の電車移動は、今回妊娠してからは

初めてで、つわりもひどい時期だったので

前日から不安でしたが、時間に余裕を

持って家を出て、移動もゆっくり歩くことで

無事目的の最寄り駅に着きました。



まだ予約まで時間が余っていたので、 

近くのカフェで時間を潰すことにしました。

何気なくネットニュースやブログを開き

読み進むうちに、NIPTに関するブログも

おすすめに出てきて、目を通しました。



今回のNIPTの予約をする際にも、いろんな

サイトや書き込みを見て参考にしつつ、

自分の考える基準でクリニックや項目を

選んだつもりでしたが、読めば読むほど、

いろんな記事やブログが次々と出てきて…

これから受けに行くクリニックに対して

急に不安になりました。



もともとカウンセリングについては

そこまで必要と考えていなかったため、

どちらかというと事務的に検査を進める

ような機関で良いと割り切っていましたが、

そもそもの検査の信用性など、本当に

大丈夫なのか…と考え出したら不安が

止まらない。。。



予約時間が迫る中、もう直前でキャンセル

してしまおうかとも思いましたが、

頑張って遠出してきたのをふいにするのも

躊躇われ、最終的には、


”もしどうしてもこのまま不安が残るなら

今回の検査後に再度別のところで検査を

すれば良い、お金はもったいないけど

安心には代えられない”


そんな気持ちで、とりあえず予約していた

クリニックへ行きました。








-.-.-.-.-.-.-.


書類への記入、同意、そして採血を行い

検査は簡単に終了しました。



検査直前の精神状態を引きずったままで

クリニックを出て、この時点ですでに

疲れが出ていましたが、このもやもやした

気持ちを払拭したくて、数駅先にある

赤ちゃん本舗に行くことに。



電車に乗って(座れたので少し休むことも

でき)赤ちゃん本舗へ無事辿り着きました。



マタニティ用品を買い、会員登録をして

サンプルセットやマタニティマークを

もらい、そうこうしているうちに

少し気が紛れてきました。



歩き疲れたのでどこかで休憩がしたくなり

遅めのランチを兼ねて昔よく行ったお店に

行き、眺めの良い席でゆっくり休んで…、

そこで初めて、ホッと息をつくことができ

なんだかものすごくリフレッシュした

気分になりました。





とはいえ、やはり本調子ではないからか、

ランチまでが限界で、本当なら、懐かしい

土地で、他にも行きたい場所やお店が

たくさんありましたが、

すでにお腹の張りや腰痛がではじめていて

向かいの商業施設へ移動するのも億劫な

くらいだったので、ランチ後はおとなしく

帰途につきました。



帰りの特急の中で、改めてNIPTについて

考えてみて、とりあえず、この日の結果を

待ってみようと思うようになりました。



当初から、陽性が出たら羊水検査に進む

つもりでいて、羊水検査の依頼先は、

産院から紹介されていた医大病院を

考えていたので、その方針は変わりなし。



陰性が出たら、もしその検査結果に

不安や疑問が残るなら、再度別のところで

NIPTを検討しようと思いました。

検査結果は1週間から10日で出るとのこと

だったので、そこから再度NIPTを受けても

スケジュール的にはまだ間に合うと

考えたからです。



そして、それから結果が出るまでの間、

また何度もNIPTについて調べました。

主要なクリニックのHPも何度も見て…

でも結局何をもって信用できると

思えるのか、いまだわからないままです。



当然なのですが、NIPTを提供している

クリニックと、実際に染色体の検査をする

検査機関は別で、クリニックで採血した

血液を専門機関に送り検査依頼するわけで、

そうすると検査の信用性はクリニックでは

判断できないのでは?と。



となると、専門機関で選ぶべきなのか?

でもその専門機関の良し悪しはどう判断

すればよいのか…。はじめは、検査精度、

陽性的中率・陰性的中率などを参考にして

いましたが、陰性的中率に関してはどこも

ほぼ同じ。



つまり…、各クリニックの良し悪しは

陽性という結果が出た場合の、偽陽性の

確率だったり、精神的・物理的ケア、

その後の様々な判断を行うまでのサポート

という部分がカギなんでしょうか。



考えても考えても答えが出ず…、

そして先日、結果が届きました。



結果、基本3種(13,18,21トリソミー)と

性染色体は陰性でした。



結果を見る時は緊張しましたし、内容に

ホッとしましたが、

一方てますこれまでのモヤモヤが晴れる

わけでもなく、未だくすぶり続けています。





それでも、やはり陰性という結果で

少し気持ちの余裕ができたことは事実。

…これで良いのかな、という気にもなって

きています。

手放しに喜ぶことはできなかったけど、

それは今の自分が考えて選んだ検査では

仕方ないことなのかもしれません。



もし、産院の先生など信頼できる専門家

から推奨された検査機関で検査をしたら

1ミリも疑わず、その結果に安心できたと

思うので。



NIPTの結果だけが全てではなく、実際に

出産するまでわからないことも多い。

とにかく、お腹の赤ちゃんを信じて、

大切に大切に育てていきたいと思います。