京都本がいっぱい。 | 京都還暦男のシングル暮らし

京都還暦男のシングル暮らし

京都在住歴40年以上。2024年の2月で還暦です。これから終活。日々の出来事を綴りたいと思います。

もうすぐ母の86回目の誕生日です。

 

母は、本当に利他的で家族のためにだけ生きてきたような人です。

俺が不登校という言葉もない頃、不登校だったため、本当に母は肩身の狭い、辛い思いをしたはずですが、それでも俺は母の俺に対する愛情を疑ったことはありません。

 

60までは本当に苦労の多い人だったのですが、その後、少しずつ人生が落ち着いてきて、健康食品の仕事に成功し、今は悠々自適に老後を送っています。

 

俺も弟も結婚していないので、孫の顔は見れないままになってしまいそうですが、でも、普通の老人に比べればはるかに恵まれた老後だと思います。

お金の苦労もないですし、友達もたくさんいますし。

 

母に誕生日の祝いは何がいいかと電話で聞いたところ、京都本がいいというのです。

さすがに京都まで来るにはもう年齢的にしんどいから、本で京都を味わおうと思っているのでしょうか。

 

本屋さんで2冊ほど、京都本のコーナーで本を買って、早速レターパックで送りました。

 

考えてみると京都ぐらいいろんな本が出ている街ってないですよね?

京都の地理、歴史、食べ歩き、文化、いろいろな本が置かれていました。

 

俺は大阪の大学でも教えていたことがありますが、大阪に行くとカルチャーが違っているので非常に疲れるというのがありました。

 

東京はどこまで行っても東京なのに、関西は京都と大阪では反目しあっているという雰囲気があって、そこが面白いんです。

 

もう25年くらい前に、ある大阪出身の人から、「京都は確かにちょっと大阪とは違っているけど、兵庫とか他のところは大阪の文化なんだよ」と言われたことがあります。

そのことを先日他の兵庫出身の先生に話したら反論されました。

「大阪と一緒にしないでくれ!」という雰囲気なのでしょうか。

 

他の件に関して言えば、奈良は大阪寄り、滋賀は京都寄りというイメージ。だけど、奈良は鹿がいます。寺が京都の寺よりも大きくて男っぽい。滋賀は琵琶湖ですよね。

 

わけがわからないのが和歌山で、先日和歌山出身の学生と話したら、「和歌山なんて、何もないでしょう」と言われました。

一度だけ和歌山大学の先生に呼ばれて、和歌山に行ったことがありますが、和歌山は確かに田舎の方に行けば海とか山とか綺麗なんでしょうけど、市内はあまりないような気はしましたね。和歌山の人、ごめんなさい(笑)。

 

出身県は血液型や星座と一緒です。

人間をステレオタイプ化するのは、差別に繋がるからよくないけれど、でもステレオタイプにすると面白い面もでてきますよね。

 

そして、その中でも京都のステレオタイプは面白いというのがあるのでしょう。

京都本はいっぱいです。