2月は、どうしても心が弱くなりやすい。
日照時間の関係で鬱になりやすい(冬季鬱)とか、色々理由はあるが、一番の理由は祖父母の命日が続くからだろう。
母系の祖父母は、私にとっても両親であり、何より最大の味方で理解者だった。
祖父とは直接の血の繋がりはない。
でも、愛しみ育ててくれた。
自分には感知出来ない(見えない)世界の話でも、
口下手で、思考を言葉にすることがとても遅くても、
耳を傾け根気よく、時には言葉を補いながら拙い私の話をよく聞いてくれた。
生き字引のような人で、たくさんの「言葉」と「知識」を与えてくれた。
そして私が絵を描くようになったのも、祖父がくれた色鉛筆と落書き帳がキッカケだ。
祖母は見えなくても感知出来る人で、自分の父が視える人(土地神様とも会話出来る人)だったということもあり、私の体質・能力を一番理解してくれた。
子供の頃、守るすべを知らず、視えるモノに怯え泣きじゃくり、
子供の身体(器)には大きすぎる力で、しょっ中体調を崩して寝込む、
そんな私を様々なこと、色々なものから、守り癒してくれた。
ホントに不思議な人で「視えない」とは言っていたが、失せ物、天気予報などをほぼピタリと言い当てていた。
だから、自分が早逝する(時間がない)ことも知っていたのだろう。
現在なら分かる(子供の頃は分からなかった)が、とにかく「言葉遣い」を気を付けるように、忘れないように何度も言われた。
母は困ったことがあれば私に聞くように、頼りにするようにと、何度も言われ続けていたらしい。
もし、祖父母がまだ生きてくれていたら…
と現在でも、何度も何度も思う。
が、実は、心のパロメーター値によって(かなり弱っている時)は「夢の中」に会いに来てくれる。
直接「この世」に会いに来ると、「視える」私の生体・生命エネルギーを消耗することになるので気を付けてくれている。
因みに、幽霊でも、龍でも、天使でも、宇宙人でも、とにかく「この世」や「この次元」でない存在(もの)が「見える」時は、波長もあるが、「見ている人」の生体・生命エネルギーが少なからず使われている(吸い取られている)。
私がしょっ中…特にお盆の時期に寝込むのは、そのためでもある。
「夢の中」で祖父母は、時には励まし、時には叱ってくれる。
ひとは単なる「夢」というかもしれない。
でも、私にとっては「真実」だ。
昨夜も、祖父母は「夢の中」に会いに来てくれた。
それは生前と何ら変わらない。
優しくも厳しい、厳しくも優しい祖父母の姿。
そして、改めて気が付いた。
アトリエが居心地良く感じるのは、現在はもう無い祖父母の家に、どことなく雰囲気が似ているからだ、と。