- 14章 こころみ  -

 

紀元250年ごろのローマ帝国による迫害下で、死に至るまで忠実であり続けた聖徒たちの感動の物語。作者不明

 

時代・・・クリスチャン迫害のローマ帝国の時代

(クリスチャンになった)元近衛兵の将校・・・マーセラス

近衛兵の将校(マーセラスの親友)・・・ルーセラス

長老クリスチャン・・・ホノリウス

少年クリスチャン・・・ポリオ

 

地下墓所の殉教者 14章

― もしひれ伏して私を拝むなら、これを全部あなたに差し上げましょう ―
  (マタイの福音書4章9節)

 

その夜、ルーセラスは彼の友と監房に一夜をすごした。彼はマーセラスの決心をひるがえすのに可能な限りのあらゆる議論を試みた。彼は通常、人間の心を動かすあらゆる動機に訴えた。彼はあらゆる説得の方法を使い尽くしてしまった。みな無駄であった。マーセラスの信仰はあまりにも堅かったのである。それはとこしえの岩の上に据えられ、乱暴なおどかしのあらしも、やさしい友情の説得も彼の決心を弱めることは出来なかった。
「だめだ。」
とマーセラスは言った。
「俺の方針はきまっていて、もう他に選ぶものはないんだ。悩みが来ようと、悲しみが来ようと最後まで耐え抜く。俺には俺の運命がよく分かっている。俺は俺のしていることが生み出す結果を考えてみた。しかしそのすべてにもかかわらず俺は俺のやり始めたとおりやり抜くよ。」

 

「聞いてくれ、マーセラス。さっきもいったように俺は君にほんのつまらんことしか要求していない。君がそんなに高く評価している宗教を捨てる必要はない。それを持っていなければならんのなら持っていたまえ。しかし情状を考える余地を残しておけ。今はあらしが吹き荒れているから頭を下げていたまえ。狂信者ではなく賢い人のとる道をとりたまえ。」


「で、一体どうしろというんだね?」


「それはこうだ。二、三年のうちに変化がおこる。迫害がゆるくなるか、迫害に対する反動がおこるか、または皇帝が死んで違った考えをもった政治家が後をつぐかも知れない。そうすればクリスチャンでいても安全だ。その時になれば、今難儀している人々も隠れ場所から出て来てもといた所に帰り、地位も富も昔のとおりになるだろう。君自身のために命を大切にしろよ。君の宗教をしばらくわきにおいて、帝国の宗教に帰れ。ほんの少しの間でいいんだ。そうすれば君は当座の危険からのがれられるし、もっと良い時世になったらまたクリスチャンになれるという訳だよ。」


「それは不可能だ、ルーセラス。俺の魂にとってそれほどいやなことはない。事もあろうに二重の偽善者になれというのかい?君がもし俺の心の中に起こったことを知っていれば、とうてい俺の魂の偽証を世の中とわたしの神にむかって立てろとは言えないはずだ。そんなことをするくらいなら今すぐ一番むごい拷問に会って死ぬ方がましだ。」

 

マーセラスが彼の命をもって彼の信仰に印を押したのは、それまで多くのクリスチャン達が真理のための証しをになった同じ場所であった。火刑柱が大競技場の中央にすえられ、薪がまわりに山と積まれた。

「『私が世を去る時はすでに来ました。……今からは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。かの日には、正しい審判者である主が、それを私に授けてくださるのです。』」(テモテへの手紙第2 4章6、8節)


イエスはそこにおられた。マーセラスには見えなかったが、イエスのとこしえの腕は彼の忠実な弟子のまわりにまわされていた。聖霊はマーセラスを満たしていた。炎はいよいよ近づいた。命はもっとはげしくおびやかされ、肉体の中でふるえていた。そして魂は休息の天国に飛び立つ準備をした。遂に殉教者は彼の体の中を非常な痛みが走るのをどうすることも出来ぬようにけいれんを起こした。恐ろしい努力で彼はその痛みを征服した。そして彼は腕を高々とあげ、かすかに振った。そうして最期に残された精一杯の大声をあげて叫んだ。


「勝利!」


この叫びと共に彼の命は去ったように見えた。というのは彼の体は前の方に燃えさかる炎の中に倒れたからである、そしてマーセラスの魂は

「私の願いは、世を去ってキリストとともにいることです。実はそのほうが、はるかにまさっています」(ピリピ人への手紙1章23 節)

行ったのである。

 

※ 是非、引き続きブログテーマ「殉教のクリスチャン」をお読みください。

 

※ 約12分の救いのためのメッセージ動画です。是非ご覧下さい。

 

神の御子イエス・キリストは、罪深い人間の身代わりに、十字架で死なれ、死の力を打ち破ってご復活されたまことの神、救い主なる御方です。

 

    
キリストは罪人である私たちの身代わりとなられ、十字架にかかり、死んでくださり、墓に葬られ、ご復活されました。その神の御子なるお方イエス・キリストを真の神、救い主と信じ受け入れることによって、私たちの罪がゆるされ、永遠の地獄の裁きから救われます。これが罪のゆるし、死後の裁きからの救いの福音です。

 

― 特別聖書集会のご案内 香川県高松木太キリスト教会 -

 

6月3日(金) ① 19:30~20:30

6月4日(土) ② 14:00~15:00  ③ 19:30~20:30  

6月5日(日) ④ 10:00~11:00  ⑤ 14:00~15:00

 

是非お近くの方は「聖書のみことば、罪のゆるし、死後のさばきからの救いのメッセージ、福音」を聞きにお越しください! 

 

皆様にとって一番大切な聖書の福音、救いについて語っています。是非ご覧ください。約11分です。(メッセージ:東古松キリスト教会 河田牧師)

 

救いの福音のメッセージ文書版です。是非お読みください。

 

イエス・キリストは、皆さまを救う救い主です。人形劇を行いました。お子様と一緒にご覧ください。

 

 

 

 

 

是非これを読まれた方が主イエス・キリストを信じ救われることを心より願っております。

罪のゆるしについて、死後のさばき(永遠の地獄)からの救いについて、真剣に考えたい方、話を聞きたい方は是非プロフィールクリック→メッセージください。あなたがどうすれば救われるのか一緒に考えさせてください。

 

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イグアスの滝(自分で撮った写真です。)悪魔の喉笛です。

~一番ポピュラーな、悪魔の喉笛の由来は、その下の岩に打ち付ける滝の音が、悪魔が唸り声を上げている様に聞こえるから...~