- 5章 クリスチャンの秘訣 -
紀元250年ごろのローマ帝国による迫害下で、死に至るまで忠実であり続けた聖徒たちの感動の物語。作者不明
時代・・・クリスチャン迫害のローマ帝国の時代
近衛兵の将校・・・マーセラス
長老クリスチャン・・・ホノリウス
地下墓所の殉教者 5章
ホノリウスは言った。
「わたし達はここに逃げ込んでしまいましたけれど、いつも市の方と連絡はとっています。わたし達はわたし達への迫害がもっと手きびしくなるということを聞きました。そして近衛兵の大尉のマーセラスが、わたし達を捜し出すために任命されたということも聞いたのです。今ここにあなたが、わたし達の敵の親玉がやって来たんだ。わたし達がこわがるのはあたりまえじゃありませんか?なぜあなたはわたし達をこんな所まで追ってこなけりゃならないんです?」
マーセラスは大声で言った。
「たとえわたしが敵の親玉だって、わたしをあなたがたは好きなように出来るんですよ。もしあなたがたがわたしを捕虜にしようとすればわたしは逃げられますか?殺そうとすればわたしは低抗出来ますか?わたしはあなたがたの中では全く無力なんですよ。わたしがここに一人で来たことは、あなたがたが危険ではないという証拠です。」
「それはそうだ。」
とホノリウスは冷静さを取りもどしながら言った。
「たしかにあなたの言うとおり、あなたは助けなしには絶対帰れない。」
マーセラス
「わたしはあなた方をつかまえるために兵隊を指揮し、根絶やしにする命令を受けています。しかしわたしは第一にあなた方についてもっと知りたいのです。そしてわたしはこのわたしの訪問があなた方の不利になるような事は絶対ない事を神かけて誓います。どうか、クリスチャンの秘密を教えて下さい。」
ホノリウス
「あなたは全能者を知りたいと思っておられる。わたし達の信仰はその全能者のあらわれなのです。信仰を通じて全能者は自分自身を示し給うのです。彼の大きさと力とが無限であるように、彼の愛と慈悲ともまた、無限なのです。この信仰はわたし達を彼に非常に近く近づけるので、彼はわたし達の最愛の友となり、導き手となり、慰め手となり、希望となり、わたし達のすべてとなるのです。彼はわたし達の造り主であり、あがない主であり、現在の、そして最終の救い主であり給うのです。」
マーセラスは叫んだ。
「もしそれが本当なら、この真理をわたしに教えて下さい。これこそわたしが長年の間求めて来たものだ。このためにわたしは話に聞いていた絶対の存在に対して祈っていたのです、あなたはわたしの知りたいと望んでいたものを持っているんです。わたしの生涯の目的と理由がここにあります。さあ、夜は長い。どうぞわたしを寝かさないで、すべてを、すぐ話して下さい。」
喜びの涙がクリスチャンたちの眼を光らせた。ホノリウスは口の中で二こと三こと、感謝と、祈りを言った。
「愛するお若い方、神から授かった命の言葉があります。人間に平和と喜びをもたらす言葉です。この中に魂が望む一切のものがあります。これらの神の言葉の中に、わたし達は、他のどんな所でも見つけることの出来ないことを学びます。そして、一生懸命一生の間かかって考え抜いても、その輝かしい真理の深みは窮め尽くすことが出来ないのです。」そこでホノリウスは本を広げてマーセラスにイエスのことを語り始めた。イエスの生誕の事を、幼児期の事を、最初の救い主としての現われを、そして奇跡を、教えを、自分自身の注釈を少し加えながら、聖書から読んで聞かせた。最後に、彼はイエスのカルバリ山の上の十字架の死の模様を読んだ。
マーセラスは叫んだ。
「今、教えて頂いた聖者キリストの前では、わたしはちりの中に埋もれてしまいます。キリストの前に出たらわたしは罪深い、当てのない、犯罪人であることが分かります。どうしたら、わたしは救われるのでしょうか?」
「イエス・キリストは当てのない人間を捜し出して救うために世の中に来られたのです。」
「ああ、それではどんな方法で彼を受け入れたら良いのでしょう?」
「み言葉はあなたの近くに、あなたの口の中に、そしてあなたの心の中にあるのです。み言葉とは、すなわちわたし達の伝える信仰の言葉です。あなたが口でイエスを主なりと言いあらわし、心で神がイエスを死からよみがえらせ給うたことを信じればあなたは救われます。聖者は言っています。」
『人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。』
(ローマ人への手紙10 章10 節)
「主は罪を永遠におおう捧げものを一度だけ捧げられました。そして今、神の右に座して
いらっしゃいます。主は人をすべて、永遠に救いたもうことが出来ます。」
とうとうホノリウスが祈り終えた時に、マーセラスの舌をゆるめて魂からの叫びをあげさせた。
「主よ、わたしは信じます。おお、どうかわたしの不信をお救い下さい。」
"神と人との間の唯一人の仲介者キリスト・イエス"は彼の信仰にとって真実のものとなった。
そしてイエスのみ言葉
「まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしのことばを聞いて、わたしを遣わした方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、死からいのちに移っているのです。」(ヨハネの福音書5章24 節)
「わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、だれもわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません。」(ヨハネの福音書10 章12 節)
このみ言葉を彼は受け入れ、信じ、喜んだ。
死から命に移った魂の変化を誰が適当に言いあらわすことが出来よう。けれども、地の上で暁の光がさしそめるころ、地の底の洞穴ではマーセラスの魂の上に輝かしい日が始まっていたのである。彼の願いは完全に満たされた。罪の重荷は取り除かれた。そして神の平和がイエス・キリストを通して、彼を満たした。クリスチャンの秘密は彼のものとなり、彼は喜んでイエス・キリストの奴隷となろうとしていた。彼は今やキリストにある兄弟たちと共に声をあわせて歌うであろう。
私たちを愛して、その血によって私たちを罪から解き放ち、……
キリストに栄光と力とが、とこしえにあるように。アーメン。
(ヨハネの黙示録1章5~6節)
※ 是非、引き続きブログテーマ「殉教のクリスチャン」をお読みください。
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神の御子イエス・キリストは、罪深い人間の身代わりに、十字架で死なれ、死の力を打ち破ってご復活されたまことの神、救い主なる御方です。
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イグアスの滝(自分で撮った写真です。)悪魔の喉笛です。
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