- 4章 地下墓所(カタコンベ) -

紀元250年ごろのローマ帝国による迫害下で、死に至るまで忠実であり続けた聖徒たちの感動の物語。作者不明

 

時代・・・クリスチャン迫害のローマ帝国の時代

近衛兵の将校・・・マーセラス

砂掘り人足の一人の少年(クリスチャン)・・・ポリオ

長老クリスチャン・・・ホノリウス

 

地下墓所の殉教者 4章

―光なく、ただ暗やみは嘆きの光景を示す。なやみの場所と悲しみの影とを―

 

彼らは全くの暗やみの中をどんどん進んでいった。遂に通路が広くなり、下に通じる階段のところに出た。マーセラスは少年の着物をつかんでついて行った。

 

通路はぐるぐるとまわって、遂に方角の観念は全く失われてしまった。マーセラスは、一体彼が入口のほんの近くにいるのか、それともずっと離れた所にいるのか分からなかった。彼の混乱した思考はすぐ他の物に向けられ始めた。最初に受けた陰気な印象になれて来ると、彼は通り道のものをもっと細かく、この不思議な場所の多くの驚異をもっと注意し観察し始めた。壁の上にはずっと石碑がならべられて、まるでこの長くてせまい洞穴をおおっているように見える。これらの細胞のように壁に刻まれた穴は両側にすき間なくあり、穴の間はごくせまくしか場所があいていない。石碑の上の文字はこれらがクリスチャンの墓であることを示していた。彼は止まって読むひまがなかったが、同様な文章を再三見かけた。

 

たとえば、
〝ホノリア―平和のうちに眠る。〟
〝ファウタ―平和のうちに。〟
ほとんどすべての石碑の上に彼は同じ優しい「平和」という言葉を読んだ。
「平和、クリスチャンて何というすばらしい連中なんだろう。」
とマーセラスは思った。
「彼らはこんな恐ろしい所にいてすら、あの死ぬのを何とも思わない高尚さを捨てない。」

 

彼らが進むにつれて、彼らの前に暗黒の中に光を投げかけているあかりが見え始めた。音はますます大きくなった。それは時には壮大な合唱にふくれあがったり、時には優美な祈りの調子に小さくなったりした。

 

彼が耳を傾けていると、皆は詠唱を歌いだした。


あなたのみわざは偉大であり、驚くべきものです。
主よ。万物の支配者である神よ。あなたの道は正しく、真実です。もろもろの民の王よ。
主よ。だれかあなたを恐れず、御名をほめたたえない者があるでしょうか。
ただあなただけが、聖なる方です。すべての国々の民は来て、あなたの御前にひれ伏します。
あなたの正しいさばきが、明らかにされたからです。全能者にして主なる神よ。
(ヨハネの黙示録15 章3~4節)

 

死よ。おまえの勝利はどこにあるのか。
死よ。おまえのとげはどこにあるのか。
死のとげは罪であり、罪の力は律法です。
しかし、神に感謝すべきです。神は、私たちの主イエス・キリストによって、
私たちに勝利を与えてくださいました。
(コリント人への手紙第1 15 章55~57 節)

 

これらの言葉はマーセラスの心の中に、まったく新しい考え方の上に立った新しい世界を開いてゆくように思えた。罪と死とキリストとが、それらの上に無限に続くかに思われる長い想念の列を伴って、ようやく目覚めかかった彼の魂の前にぼんやりと立ちはだかった。彼が持っていたクリスチャンの秘密を知りたいという欲望は、今や彼の中にもっとはげしく燃えさかった。

 

この後、またもとのようにして別の詠唱が歌われた。
見よ、神の幕屋が人と共にあり、神が人と共に住み、人は神の民となり、
神自ら人と共にいまして、人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。
もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない。
なぜなら、以前のものが、もはや過ぎ去ったからである。
(ヨハネの黙示録21 章4節)
アーメン。賛美と栄光と知恵と感謝と誉れと力と勢いが、
永遠に私たちの神にあるように。アーメン。
(ヨハネの黙示録7章12 節)

 

あの集会を司会していた老人が進み出て彼に目をとめた。「あなたはどなたです?一体どうしてわたし達のこの地上に残された最後の安息の地までわたし達を捜しにおいでなんです?」

 

マーセラス

「いや、わたしは位の高い、権力のある将校です。しかしわたしは今までいつも熱心に真理を求めて来ました。わたしはあなたがたクリスチャンのことをよく聞きましたけれど、この迫害の時にあなたがたをローマで見つけるのはむずかしいので、ここまで捜しに来たというわけです。」

 

老人はマーセラスの方に向き直って言った。
「キリストの教会の一長老にすぎません。お見受けしたところ、あなたは誠実で、熱心だ。どうしてわたし達のところへ来られたか、聞かせてもらえますかな?」


「わたしはマーセラス、近衛兵の大尉です。」
 

「ああつ」ホノリウスは叫んだ。そして手を組み、彼のいすにしりもちをついた。

 

※ 是非、引き続きブログテーマ「殉教のクリスチャン」をお読みください。

 

※ 約12分の救いのためのメッセージ動画です。是非ご覧下さい。

 

神の御子イエス・キリストは、罪深い人間の身代わりに、十字架で死なれ、死の力を打ち破ってご復活されたまことの神、救い主なる御方です。

 

    
キリストは罪人である私たちの身代わりとなられ、十字架にかかり、死んでくださり、墓に葬られ、ご復活されました。その神の御子なるお方イエス・キリストを真の神、救い主と信じ受け入れることによって、私たちの罪がゆるされ、永遠の地獄の裁きから救われます。これが罪のゆるし、死後の裁きからの救いの福音です。

 

- 特別聖書集会のご案内 -

香川県高松市の高松木太キリスト教会で聖書集会を行います。

4/22(金) 1回目 19:30~

4/23(土) 2回目 14:00~  3回目 19:30~

4/24(日) 4回目 10:00~  5回目 14:00~

 

是非お近くの方は「聖書のみことば、罪のゆるし、死後のさばきからの救いのメッセージ、福音」を聞きにお越しください! 

 

皆様にとって一番大切な聖書の福音、救いについて語っています。是非ご覧ください。約11分です。

(メッセージ:東古松キリスト教会 河田牧師)

 

救いの福音のメッセージ文書版です。是非お読みください。

 

イエス・キリストは、皆さまを救う救い主です。人形劇を行いました。お子様と一緒にご覧ください。

 

 

 

 

 

是非これを読まれた方が主イエス・キリストを信じ救われることを心より願っております。

罪のゆるしについて、死後のさばき(永遠の地獄)からの救いについて、真剣に考えたい方、話を聞きたい方は是非プロフィールクリック→メッセージください。あなたがどうすれば救われるのか一緒に考えさせてください。

 

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イグアスの滝(自分で撮った写真です。)悪魔の喉笛です。

~一番ポピュラーな、悪魔の喉笛の由来は、その下の岩に打ち付ける滝の音が、悪魔が唸り声を上げている様に聞こえるから...~