蟻(13)
筏に乗って川を下る。
もう手慣れた作業になっている。
蟻達に筏を任せよう。
空は真っ青で爽快だ。
周りを見てみた。
そこらへんの地面はアスファルトで覆われている。
降りてみよう・・・
向こうに一つだけ大きな建物が見える。
少し歩いてみる。
空が暗くなって来た。
建物に近づく。
その建物は不思議な構造をしているようだ。
人気が無いような感じだ。
不気味だ。
入ってみようか・・・
1階の入り口に向かって歩く・・・。
もう手慣れた作業になっている。
蟻達に筏を任せよう。
空は真っ青で爽快だ。
周りを見てみた。
そこらへんの地面はアスファルトで覆われている。
降りてみよう・・・
向こうに一つだけ大きな建物が見える。
少し歩いてみる。
空が暗くなって来た。
建物に近づく。
その建物は不思議な構造をしているようだ。
人気が無いような感じだ。
不気味だ。
入ってみようか・・・
1階の入り口に向かって歩く・・・。
蟻(12)
飯を食った。自分 :「ごちそうさま。とても美味しかったです、ありがとうございます。」
おばさん:「そうかい、そう言ってもらえるとありがたいよ。」
自分 :「お世話になりました。」
おじさん:「もう行くのか。」
自分 :「はい。」
おじさん:「寂しくなるなぁ。また気が向いたら来てくれよ。」
おばさん:「そうよ、いつでもいいわよ。」
自分 :「はい、また会ったらよろしくお願いします。」
自分 :「では、」
と言って玄関に向かう。
おじさん:「またなー。」
おばさん:「またね。」
自分 :「さよならは言いません。またです。」
さて、どこに行こうか。
とりあえず川に戻って筏で更に川を下ることにする。
川に向かう。
そこに蟻達が待っていた。
蟻(11)
階段に着いた。階段を登る。
おじさん:「石を見てみよう。」
と言って、案内された。
仕事場のようだ。
おじさんは石を広げた。
おじさん:「緑が3個、ピンクが3個、紫が1個、茶が1個、
黒が1個、透明が1個か。」
おばさん:「黒がちょっと小振りだね。」
おじさん:「それでも十分だ。」
おばさん:「まあ、いつもより多めだから。」
輝いている。
おじさん:「そうだ、手伝ってくれたから好きな石を一つあげよう。」
自分 :「いいんですか。」
おばさん:「もちろん。」
どれにすればいいか、小さい黒のやつが一番安そうだから、それか。
自分 :「じゃあ、その黒の石をください。」
おばさん:「お目が高い。それは一番価値があるの。」
自分 :「ぇ、じゃあ緑で。」
おじさん:「遠慮するなよ、黒を持って行け。」
と言われて、手の中に押し込まされた。
黒の石が輝く。
一番高価な石だったなんて。
とりあえず礼を言わないと。
自分 :「ありがとうございます。」
おばさん:「礼なんてしなくてもいいさ。」
自分 :「ハ、ハイッ。」
おばさん:「さあ、ご飯にするよ。」
自分 :「はい、でご飯を頂いたら出発しますね。」
おじさん:「そうか、まあまず飯だ。」
3人でダイニングルームへ行く。
おばさん:「テーブルで待ってな。」
自分 :「はい。」
蟻(10)
自分 :「見たことある、アレは何なんですか?」おばさん:「さあね。このスプレーさえあれば大丈夫だけど。」
自分 :「何のスプレーですか?」
おばさん:「虫用のだよ。」
自分 :「じゃあアレって虫なんですか?」
おばさん:「そのようだね。」
おじさん:「たくさん取るぞ。」
・・・
もう石はおじさんの袋の中にたくさん入っている。
七色に輝いている。きれいだ。
おじさん:「これで今月分くらいだ、ありがとう。」
自分 :「世話になってますから。」
おばさん:「収穫はしたから帰ろうか。」
地下路までは長く感じたが、そこから家まではかなり短く感じた。
不思議だ。
地下路だというのに風が吹いてくる、それもとても速く。
不思議だ。
蟻(9)
自分 :「来ました。」おばさん:「お、来たかい。」
自分 :「何をするんですか?」
おじさん:「こっちへ来て見ろ。」
近づいてみる。
おじさん:「ここに蟻の巣がある。」
自分 :「ありますね。」
おばさん:「中を見てみな。」
覗くと青い光が出ている。
自分 :「あ・・・、見たことある。」
おじさん:「ここの森一帯だけで見られる光だ。」
おばさん:「そしてこの光の正体は・・・」
と言っておじさんとおばさんが蟻の巣を掘る。
そこから青く輝く物体が出てきた。
そしておばさんがすぐに何やらスプレーを出して
蟻の巣に噴きかけた。
おじさん:「他の色のもあるぞ。」
青く輝く物体は石のようだ。
おじさん:「これは一つの蟻の巣に一個しかない貴重な石だ。」
自分 :「なんで蟻の巣に?」
おばさん:「蟻の作り出す特殊な液
が時間をかけて固まった物みたいだね。」
おじさん:「しかもこの石は自ら光を放つから貴重なんだ。」
まだ石は青く輝いている。
おじさん:「ここらへんの山はワシらの土地なんだ。この石のおかげで暮らせる。」
自分 :「なるほど、さっきのスプレーは?」
おばさん:「このスプレーをしないと怪物が出てくるんだよ。」
自分 :「怪物?」
おじさん:「そうだ、見たことあるんじゃないか?」
アレ・・・?
蟻(8)
起きるとベッドの横にリボンが付いた巻紙があった。なんか絵が描いてある。
地図のようだが。
下にメッセージが書いてある。
「メリークリスマス。これはあの森への地図だ。
私は今この地図に印してある○の位置にいる。
この家の地下に森への直行路がある。
地下へはこの家の階段の7段目の壁を押すと行ける。
そこからここへ来なさい。Byおじさん&おばさん」
同封されていたサンドイッチを食う。
ふむ、何故そこへ行ったのだろうか。
気になる。
階段の7段目に行く。
壁を押してみる。
本当に動いた。
抜け道に階段があり、そこを降りていく。
地下路には明かりが所々にあった。
道を歩く。
・・・
む、なぜだ。
まだ300mほどしか歩いてないのに向こうに光が見える。
家の周りに森は見えなかったはずだが・・・
とりあえず外へ出た。
地図を見る。
どうやらここから東へ1kmの位置らしい。
歩いていく。
今度はちゃんと1kmほど歩いたようだ。
そこにおじさんとおばさんがいた。
蟻(7)
雪は降り続ける。川の近くに一件の家を見つけた。
筏を留めてその家に向かった。
家を訪ねる。
自分 :「すいません。」
おばさん:「はい」
自分 :「急ですみませんが、泊めてくださいませんか。」
おばさん:「ダンナに聞いてくるよ。」
・・・
おばさん:「一晩なら良いと言ってるよ。」
自分 :「はい、ありがとうございます。」
中に入る。
中に居たダンナとはさっき川で会ったあのおじさんだった。
自分 :「あ、さっき川で会いましたよね」
おばさん:「なんだい、知ってるのかい。」
おじさん:「お、君か。こんなに鮎が釣れたんだよ。」
自分 :「はい。」
おじさん:「川から流れてきたんだよ。」
おばさん:「まさか、あの森からかい?」
自分 :「そうですが、あの森って何なんですか」
おばさん:「あんた体臭いわ、風呂に行きな。」
自分 :「ム、はい。」
案内されるままついて行く。
風呂に行った。
きれいだ。
おばさん:「脱いだものはここに置いときな。」
自分 :「はい。」
風呂に行って、シャワーを浴びる。
風呂独特の冷気に冷やされる体を熱湯で洗う。
風呂に浸かる。
気持ちいい。
世話になってるから御返しを考えないといけないな。
大きな窓から外の風景が見える。
外はもうこんなに雪が積もったのか。
ホワイトクリスマスってことか。
蟻(6)
また家が視界に増えてきた。それに連れて空気が暖かくなってきたのを感じた。
生活感を感じる。
遠くのほうで人が釣りをしているのが見える。
近くづいていく。
おじさん:「やあ、洒落た筏だね。」
自分 :「どうも。」
おじさん:「どこから来たのだね。」
自分 :「森です。」
おじさん:「何、この上流の方にあるあの森か?」
自分 :「はい。」
おじさん:「あの森には入っちゃいけないよ。」
自分 :「なぜですか?」
おじさん:「おかしいと思わなかったのか?」
自分 :「でも、これは夢ですよね?」
おじさん:「それはどうかな。」
自分 :「なぜそう言えるの?」
おじさん:「さあてね、」
自分 :「教えてくださいよ。」
おじさん:「釣れなくなるから、じゃあな。」
自分 :「はあ、では。」
と言って別れを告げる。
筏に乗って流れに乗る。
おじさんは鮎を遠くから見せびらかしている。
まさか、鮎から教えてもらったのだろうか?
と考えてたら、雪が降って来た。
