蟻(1)
向こうに一条の光が見える。ここは・・・森か・・・
光が照らしている方へ行ってみる。
そこへ行くと足元の土に小さな穴が空いている、
良く見るとそれは蟻の巣のようだ。
木の葉が踏まれる音を聞いた。
アレが追ってきたか。
逃げるために走ろうとしたが、足が滑って転ぶ。痛い。
だが、そんなこと言ってる暇はない、
アレが来るのだから。
立ち上がって足元に注意しながら走る、
と崖にぶち当たった。
横はなぜか川が流れている。
しかも向こう岸が見えないほど川幅があるようだ。
泳ぎ切るのはどうやら無理なようだ。
崖を登る道を選ぶ。
崖の途中にある草や植物を頼りに登るが、
上を良く見ると空は暗い。
さっきの光は何だったのだろうか。
と思っていると、
手の力が緩んで地面から4mほどの高さから落ちてしまう。
痛い。
アレが来る。
周りを良くみると木があってそこの近くにまた一条の光があった。
そこへ行くとやはり蟻の巣があった。
穴に「助けてくれ」と叫ぶ。
すると、中から蟻の大群が出てきた。
アレに向かって行った。抵抗する事も無く、食われていく。
蟻達が巣に戻って行く。
アレが居た所には謎ながら一条の光が射していた。
そして、蟻の巣が生まれていた。
アレやあの一条の光は何だったのだろうか。