80年代の扉を開けた方 | クリス松村オフィシャルブログ Powered by Ameba

 

作詞家として、初めて年間セールス1位を獲得された(オリコン調べ1980年)三浦徳子さんが天国に召されたというニュースを見て・・・残念です。

 

 

 

 

 

1977年の高田みづえさんの作品での作詞家デビューから、音楽ファンとしてよくよく存じあげる方でした。(78年デビュー記事は間違いです。)





80年代に入る前後から半ばまでの約10年、阿久悠さん、松本隆さんの高い壁があって、





なかなか1位が獲得出来なかった女性作詞家が1位を獲得したことは、素晴らしい80年代の幕開けだったと思います。





三浦さんの詞の世界の女の子は、背伸びしない等身大の姿で、





それを歌う女性歌手にピッタリでした。





聴いている側もその世界に入りやすかったです。





また、女性アイドルの作品は、年代とともに女の子、女性像が変化していくので、





それぞれの年代の女の子のキラキラした姿、センチな姿が描かれていて胸キュンもの。





移り変わる時代の中の女の子の変化もよく見えてきます。





70年代最後に発表された、アイドルではない八神純子さんの「みずいろの雨」や松原みきさんの「真夜中のドア」、





大人の女性に脱皮した岩崎宏美さんの「万華鏡」のような大人の女性の複雑な気持ちを描いた作品も素晴らしかったです。





松田聖子さんのデビューからの重要な作品をたくさん担当され大ブレイクなさいましたが、





アルバム曲も含めて思い出深い作品がたくさんあります。





作詞家の売上ランキング1位、1979年が阿久悠さん(三浦さん10位)、1980年が三浦徳子さん、1981年が松本隆さん(三浦さん2位)・・・(全てオリコン調べ)。




謹んで哀悼の意を表します。