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今日は、4月4日。





差別用語を出さないと書けないので、いかがなものかと思いますが、私にとっては、ちょっと特別な日なので恐縮ですが使わせていただきます。





3月3日と5月5日の間にあるというゾロ目の日で、





私たちの間では「オカマの日」とされていました。





この「オカマ」というのが、差別用語になるわけですけれど、私にとってのこの言葉というのも歴史があります。(笑)





小学生時代に女っぽい、アイツ○○○と初めて言われ、意味がわからず親に意味を聞いたのが最初です。





キッカケは、野球の球が当たった時にとった仕草。





それ以来、野球をするのは大嫌いで、見るのが専門。





もちろん、この時は自分自身にまったく気がついていません。





中学生になって、ちょっと・・・もしかしたら・・・と気がつきはじめ…





そんな時、ラジオから聞こえてきたのが、おすぎさんとピーコさんの声。





「オカマよ!」「オカマで何が悪いの!」





このラジオ放送のお二人のおしゃべりに救われました。





○○○なんていう差別用語を当事者が発するなんてとんでもない!





という意見もありましょうが、現実的に救われた人間もいるわけです。少なくてもここにひとり。





それから・・・何十年も隠し続けて、テレビでキャラとして出したのが、18年前。





やっと、やっと、あの人(男)が好き!好き好き、大好き!と言えるようになったわけです。





それも「おネエ」として。





「おネエ」という言葉には、めちゃめちゃに違和感がありましたが、「オカマ」は使えないのでそうしてくれ…とスタッフに言われそれに従ったのがはじまり。





それでも幸せでしたけれどね・・・やっと自分自身を出せるわけですから。





しかし・・・長い長いトンネルを抜けたら・・・鏡にはシワクチャな顔が…。(笑)





モテ気は終わっていたという、涙なしでは語れない現実。(笑)





差別用語として嫌な思いもしましたが、自分自身のとらえ方を変えて、その後、差別用語を力にしたという、ひとつの例。





今は、半世紀前では考えられないほどの個性があって、昔の新宿2丁目もビックリでしょう。





なかったのか、知らなかったのか、気がつかなかったのか・・・





新入社員のあり方、むかえられ方が半世紀で大きく変わったように





こちらの世界も大きく変わっていますね。





ア・タ・シも頑張ります!(笑)





私は私!





また、後ほど。