昨日の朝のBBCニュースで、イギリスのシンガーソングライターで、ジェリー&ザ・ペイスメイカーズも率いた
ジェリー・マースデンの訃報を知りました。まだ78歳。
マージービート・・・リバプールでビートルズについで2番目に成功したグループのリーダー。
全米でもヒットした「太陽は涙が嫌い」は、個人的にの大のお気に入りで、
日本のアイドル・グループ、フォーリーブスもカヴァー、幻の全米向けシングルになりました。(日本でレコーディングされなおしたものと2種類存在)
私の青春時代のブリィティッシュ・インベーションと言うと・・・
80年代のヒューマン・リーグあたりからはじまり、デュランデュランやワム!、カルチャー・クラブなどが大活躍した時代。
60年代は、ビートルズとビートルズに憧れた彼らからはじまったブリィティッシュ・インベーション。
この二組を手がけたのも同じブライアン・エプスタイン。
ビートルズが憧れだった、ジェリー・マースデンのグループのデビュー曲の道のりが複雑。
アダム・フェイス、ブライアン・プール用に書かれた曲が、
ビートルズのデビュー・シングルとしてレコーディングされたものの、ビートルズは自分たちに合わないとしぶしぶレコーディングという状態。
結局、ビートルズのデビュー曲は「ラヴ・ミー・ドゥ」になり当時は幻になった曲(ビートルズ盤は1995年発表)。
その曲がジェリー&ザ・ペイスメイカーズのデビュー曲になって全英No.1を3週間獲得したという流れからのNo.1ヒット連発。
ちなみに、イギリスでのデビューはビートルズより半年後。
2017年にコンサート中に倒れて、2018年に11月に引退していましたが、一昨年、一度だけステージで歌っています。
メンバーだったお兄さんフレディーは2016年、ベーシストのレスは一昨年天国に召されましたが、
昨年は、新型コロナに対応している英国のNHS(公的医療システム)に敬意を表して、大ヒット曲の「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」を捧げリリースしたばかりでした。
イギリスとリバプールの星。
ジェリー&ザ・ペイスメイカーズの活躍の模様は、イギリスでDVD化されているので、昨晩はそれを見ていました。
このDVD、凄いんです!
1963年から1965年のジェリー&ザ・ペイスメイカーズの歌唱映像がキレイにフルで15曲も収録されています。
日本のエンターテインメントの映像では、ありえません。10年後の映像でもありえません。
日本は残念なことに、映像が残っているものは、1975年以降がメインです。
このDVD、2010年にジェリーが詳しく彼の音楽との関わりを話している貴重なものですが、
エルヴィスやビートルズの映像も入っていて、とてもお安い!
ブリィティッシュ・インベーションのシリーズの一本ですが、イギリスでは日本ではまず見られない、他のアーティストの超貴重映像満載のDVDがあるので、
海外サイトを小まめにチェックすることをオススメします。
このシリーズだと、ダスティ・スプリングフィールド、スモール・フェイセス、ハーマンズ・ハーミッツがそれぞれ単体で販売されています。
たぶん、待っても日本ではまずリリースされないと思います。
日本も歌手の方々の貴重映像をどんどん販売するべきですね。
どんどん若い世代に移行していくならなおさら。
いつまでも、アーティストもファンも生きているわけではありませんから、
一番売れるうちに、作者やご本人に還元しなくては意味がありません。
ファンも嬉しいわけですし。
出来れば、海外なみのお値段で。(笑)
海外ものはそれぞれ形式があって日本ではリージョンが違うので普通のDVDプレイヤーでは見られませんが、マルチ、パソコンでは見られます。
皆さま、また明日!