米津玄師さんの『Lemon』が最速で200万ダウンロード達成というニュース、素晴らしいですね。
アメリカのヒットチャートといえば『ビルボード』。
そのビルボードは時代に合わせて集計方法をかえて、その度に過去の記録も見直し、過去の年間チャートなどもかえています。
そのビルボードのヒット・チャート事情、新しい集計方法に変わったため、大変なことになっています。
何十年もずっとあったクリスマス・チャートは、今までHOT100と別れていましたが、それを止め、ストリーミング回数などもさらに集計要素に入れたため、
年末年始のホリデーシーズンに過去のクリスマス・ソングが一斉にランクイン!
最新のHOT100のTOP40にアリアナ・グランデ、ホールジー、パニック・アット・ザ・ディスコなどと一緒に何と!
クリスマス・ソングが16曲ランクイン!!
これは、初めてのことです。
亡くなられているアーティストも多く、ちょっと想像を絶するチャート。
凄すぎなチャート・・・だけれど、これはホリデーシーズンの実情。
面白い!
●3位 恋人たちのクリスマス/マライア・キャリー
●8位 ジングル・ベル・ロック/ボビー・ヘルムス(1958年12月22日に初登場、60年と2週で初のトップテン入り!)故人1997年
●9位 ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・トゥリー/ブレンダ・リー(34年ぶりのチャートイン)
●10位 ホーリー・ジョリー・クリスマス/バール・アイヴス(1965年最高位10位以来の返り咲き54年ぶりトップテン)故人1995年
●11位 ザ・クリスマス・ソング/ナット・キング・コール故人1965年
●13位 イッツ・ザ・モースト・ワンダフル・タイム・オブ・ザ・イヤー/アンディ・ウィリアムス(先週10位47年ぶりのトップテン入り)故人2012年
●16位 ルドルフ・ザ・レッド・ノウズド・レインディアー/ジーン・オートリー故人1998年
●20位 レット・イット・スノウ/ディーン・マーティン故人1995年
●25位 ラスト・クリスマス/ワム!(アメリカでは初のシングルカットで上昇)
●26位 スレイ・ライド/ザ・ローネッツ1966年解散
●28位 ヒア・カムズ・サンタクロース/ジーン・オートリー
●29位 フェリイズ・ナビダ/ホセ・フェルシアーノ
●32位 ホーム・フォア・ザ・ホリデイズ/ぺりー・コモ故人2001年
●34位 ホワイト・クリスマス/ビング・クロスビー(1942年1位連続ランクイン記録)故人1977年
●35位 イッツ ・ビギニング・トゥ・ルック・ア・ロット・ライク・クリスマス/ぺりー・コモ & フォンテーン・シスターズ with ミッチェル・エアーズ and ヒズ・オーケストラ
●40位 ブルー・クリスマス/エルヴィス・プレスリー(37年ぶりトップ40ヒット)故人1977年
アルバム・チャートは、クリスマス・アルバムは消えたものの、やはり凄いことに。
旬のクイーンを筆頭に、エルトン・ジョン、フリードウッド・マック、ボブ・マーリー、マイケル・ジャクソン、イーグルス、ドリー・パートン、ビートルズ、プリンス、アバ、エルヴィス・プレスリー、ローリング・ストーンズ、メタリカ、ボン・ジョビ、デフ・レパード、フランク・ナトラなどのアルバムがランクイン!
アナログ・レコードも13年連続で増えていて、ミュージック・シーンは新しい音楽の聴きかた時代をむかえているようです。
日本のチャートも推定売上枚数ではなく、集計方法を変えると、違うチャートになり、新しいものが見えてくるかもしれません。
過去にさかのぼって計算し直すのも面白いかもしれません。
年間ヒットは違う結果が出るはずです。
アメリカは間違いなく、今後も年始年始はクリスマス・ソングだらけでしょうね。
でも、これは本当のヒット。
特典やキャンペーンなんてありませんもの・・・というか、そもそもなことで…故人のアーティストの作品がこんなに…ですから。
過去のクリスマス・ソングが並ぶチャートに複雑な気持ちもありながら、ある意味、素晴らしい!と思うのでした。
今日も元気にいきましょう!