キャスターの浜尾朱美さんが逝去されたニュース・・・早すぎます。
1983年に宮本輝さん原作のドラマ「青が散る」にご出演されていた女優時代に初めて彼女を知りました。
役柄どおり、まるで、その後の「青が散る」のようにキャスターになられた浜尾さんでした。
この「青が散る」の中で歌われた大塚ガリバーさんの「人間の駱駝」は、私にとって、大変、大きな影響を与えた歌でした。
作詞は、宮本輝さん、秋元康さん、作曲が長渕剛さん。
歌詞は調べていただきたいのですが、素晴らしい詩です。
大都会という砂漠に人間の駱駝・・・つまり人間の集団がいて、
その集団からひとり・・・足を痛めたものがあっても、集団は無口に・・・立ち去っていく・・・
明日の自分が恐くて、生きていたい、生きていたいだけ・・・の人間の駱駝の集団…と。
なぜにいつでも群れをなす?
という強烈な問いかけもあります。
この歌は、世の中に矛盾を感じ、疑問ばかりだった若い頃の私の生き方に勇気をあたえてくれたような曲です。
他人は関係ない・・・私は私・・・流されたくない・・・
社会人になる前は、そんな青い気持ち一色だった頃もあります。
しかし、結局は集団の中からは逃れられないでいるような気がいたします。
それでも、青い頃の気持ちを大切にしていますが、その基本を忘れずに、ぶれなければ・・・けっこう幸せです・・・たとえ一人でも。
若い方々には、まわりに流されない自分自身にしかない何かを自分自身でつくっていただきたいですね。
インターネットやSNSでその何かは作れませんから。
あっ・・・私に・・・「ラクダ」というアダ名がついた時は・・・ドキッとしましたよ・・・本当は・・・。(笑)
いろいろなことを考える夜です。
さて明日は、夜19時から「ミュージック・モア」(MXテレビ)の放送があります。
ゲストはEPOさん。
新しいスタジオからお話と2曲のライヴをおとどけいたします。
放送をお楽しみに!
皆様、また明日!!