特番で放送された、貴乃花親方のお話を聞いていて・・・
物凄い「美学」を感じました。
相撲道だけではなく、教育、人間としての美学も。
番組は、もちろん、貴乃花親方の話だけですすめられていますから、
細かいことを第三者が意見出来ることではありません。
しかし、
サラブレッドの化身はサラブレッド・・・
そう個人的に感じました。
少なくとも、相撲、歴史ある相撲といものの精神に素直に触れられた気がするので、その点は素直に感動しました。
そんな相撲に真面目に取り組んでいる親方が「礼節に欠く、欠いた行動」などと言われたことは、
本当に悔しかっただろうな・・・と思いました。
特に、相撲をしていない方々に公に言われたことは・・・辱しめともいえます。
貴乃花親方が話される言葉の一つ一つは相撲としての話でなくとも、1人の大人の立派な素晴らしい話だったと思います。
今回の「暴力事件」で、初めて・・・初めて…ためになるお話を聞けました。
たまに見せる貴花田時代を彷彿させる笑顔を見た時に・・・その時に涙が流れました。
真っ直ぐな方なんだな・・・ずっと真っ直ぐなんだな…と。
いずれにせよ、一方的な特集であったにせよ、私が個人的に感じたことは・・・話を聞いていて・・・そこに疑問という黒い雲は残らなかった…ということです。
逆を言えば、個人的には今までは疑問という黒い雲を感じていた・・・ということです。
それは、昨年から何回も発言、または書いてきたことで、
暴力という事実に向き合っていない姿を相撲界に感じたからです。
学校でイジメを訴え命を自らたった子供の親と学校、教育委員会の永遠に噛み合わない姿を見ているようでした。
イジメとか暴力は、された側の気持ち、事実が重要なんです。
暴力を加えた者の考えを聞いて、加えた側に考える余地があるなどという・・・こんなことがあってはならないんです。
しかし、各親方、力士の言葉は違いました。
理由があれば、暴力は時にはある・・・正しいことを教えるためには暴力も時には・・・
そう受けとれる言葉が、日馬富士さんの引退会見でさえ感じました。
白鵬関の万歳を「素晴らしいこと」などと発言出来た評議委員の方のお考えもその姿勢を表しているのでは?
今一度、なぜそう思うのかをぜひお伺いしたいところです。
相手が暴力、イジメだと思った時点で、その行動は間違えなのです。
暴力だけではなく、無免許運転、警察にまで嘘をつく姿勢がある力士に対して、どういう教育をするのかも注目したいと思います。
今回のこてを合わせて、そこに矛盾がないことを望みます。
相撲界は、お立場的に社会の見本にならなければならないのですから。
初場所、新しい力がたくさん出てきて、相撲自体の未来は明るく感じました。
大人たちが、手本になる行動を今こそしないと、その芽にも影響が出てしまう可能性があるように思います。
ここまできたら、国民がスッキリするような結末を望みますし、その必要があるでしょう。
皆様、また明日!!