10週の真実 | クリス松村オフィシャルブログ Powered by Ameba
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あれ!?再放送なのかな?





足かけ35年ほど拝見しているテレビ神奈川の「ビルボード トップ40」の1位を見ていてそう思っていましたが、





違いました。





ルイス・フォンシ&ダディ・ヤンキー「デスパシート」が、10週1位ということでした。





さまざまなところに顔を出しているジャスティン・ビーバーが参加しているわけですが、





この、10週1位の響きは、昔とはちょっと違うかもしれません。





写真のシングル・ジャケットは、オリビア・ニュートン・ジョンの「フィジカル」のジャケット。





全米で80年代の10年間に、10週以上の1位に輝いたのは・・・





オリビア・ニュートン・ジョンのこの1曲だけなんです。





実は・・・70年代も同じです。





デビー・ブーンの「恋するデビー」が、10週の1位で70年代10年間にこの1曲だけ。





60年代は・・・なし、





50年代(5年間)は、2曲。





エルヴィス・プレスリーとガイ・ミッチェルのみ。





つまり、1955年から1989年までで、10週以上1に輝いたのは、たった4曲なんです。





それが、変化してきたのが1992年以降です。





ホイットニー・ヒューストンの14週、ボーイズ Ⅱ メンの13週からはじまり、





10週超えが量産。





1995年のマライア・キャリー&ボーイズ Ⅱ メンの「ワン・スウィート・デイ」の16週の時は驚きでした。





もっとも、現在のビルボードは、昔にはなかったストリーミングなども加味して計算されているので、





昔とはちょっと違います。





とはいっても、歴代ヒットになると、1位の週数では、上位は全て90年代から現在のものです。





60年代での1位トップは、ビートルズの「ヘイ・ジュード」(9週)だったりするわけですが、





現在の音楽シーンが盛り上がっているならば、それはそれでいいでしょう。





若者には若者の音楽、中年には中年の音楽。





心ひかれれば、お互いにお互いの音楽を聴くことでしょうしね。





しかしながら、やはり、60年代、70年代、80年代のヒット曲・・・その1曲1曲の与える影響の意味、大きさは、





今とは違うといっていいでしょう。





カヴァーのされかたでも、いまだにカヴァーはされるのは圧倒的に60年代から80年代までですから。





さて、今晩夜21時5分より「クリス松村の音楽処方箋」(NHKラジオ第一)があります。





たまには・・・というであの俳優の歌も。





深夜0時からは「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」(MBSラジオ)の放送があります。





2時間たっぷり1988年7月の邦楽洋楽をお楽しみいただきます。





FM放送でもお楽しみいただけますし、





ラジコ、スマートフォンでも日本全国お楽しみいただけます。





放送をお楽しみに!





また後ほど。