お役人さんは、普段は真面目でありながら、何か変わったことをおやりになろうとすると・・・かなりおかしな方向にいきがちですが、
大阪万博誘致の経済産業省の方々が作成した開催意義の報告書の大阪弁版とされるものは、
関西の方々に大変失礼な内容で驚きました。
大阪弁も勘違いされてしまいますし、日本人としても恥ずかしい内容。
報道されているだけでも、品性のカケラもない文言が並び、想像力のない文章で、普段いったいどのようにお仕事をされているのか疑問に思いました。
「よその国は日本の課題や対策の成果をパクリながら対策を考えていけるっちゅうわけや」
この文章ひとつとっても、これが、上司の目を通って公のものとなる寸前だったのかと思うと驚きです。
書いた方にその真意をおうかがいしたい。
「パクリ」・・・って・・・
社会人が使う言葉でしょうか?
「例えばやな、精神疾患」・・・これが人類共通のゴチャゴチャの例えだと?
人間性を疑いたくなる内容。
大阪弁は、大変インパクトが強いので、間違った使い方をすると、ガラが悪く聞こえることもありますが、
これらの内容は、世界に向けて大阪から何かを未来に発信する資格もない内容に私は思えます。
1970年の素晴らしかった大阪万博の
「人類の進歩と調和」というテーマを思い出していただきたい。
あの万博は、決して未来に向けた内容のものだけではなく、今、地球で起きている不幸な現実も知らせるものでした。
この報告書は訂正されるわけですが、インターネット時代、報道されたからにはアッという間に世界に広がり
一部という認識もなく、日本人の考え方としてとらえられる場合もあるでしょう。
大変恥ずかしい。
前の万博から50年近く経ちましたが、知性と品格がなくなったように思われるのは誠に不本意。
前の大阪万博を成功させた先輩方に「渇」を入れていただきたいなと思いました。
残念なニュースでした。