デッド・オア・アライヴのピート・バーンズさんが急性心不全で天国に召されました。
彼は、あれだけの美しさを持ちながら、自分の容姿が受け入れられず
鼻の整形から始まり、整形に整形を重ねて
整形回数300回以上…。
回数は、本人がインタビューに答えていることですが、
この整形手術が、彼の体に負担をかけたことは、容易に想像できます。
しかし、300回以上の整形がもたらしたものは、顔面が別人になり、
決して以前より美しいとは言えない状態でした。
彼は、天国に行くときに自分のことを神様がわからくなる容姿でいい・・・と語っていたそうですが、果たして本心だったのでしょうか?
その天国に行く年齢の設定は80歳でした。
しかし、57歳で天国に召されました。
彼に後悔はなかったのか、聞けるなら聞いてみたいと思いました。
コンプレックスを抱えて生きていくより、なくしたほうがいい
そうかもしれませんが、そういうキッカケではじめて、やめられなくなる・・・
そういう危険性があることを彼は身をもって教えてくれたのではないでしょうか。
最近、世の中の流れが極端な容姿主義になっているような気がいたします。
美しさの追及もいいでしょう。
しかしながら、その外見的なものだけで、世の中から評価されるものではありません。
中身を充実させていく過程の悩みのほうが、容姿の悩みより、必ず、将来的に役立つでしょう。
人は、ひとりとり違って当たり前、老いることも当たり前。
悩んだ時、最後に自分の迷いに勝てるのは、精神、心…だけです。
ピート・バーンズさん、素晴らしい音楽をありがとう。
慎んで哀悼の意を表します。