昨日のこの時間、1976年のNo.1ヒットにして、現在でも日本最大のヒット・シングル「およげ!たいやきくん」の話題をしたと思ったら・・・
まさに、その1976年のスポーツの話題をさらった主役のお一人の訃報が飛び込んできました。
危篤という報道からの早さがフレディ・マーキュリーなみ…。
プロレス、ボクシングのことは、あまり知らなくても、
1976年のテレビを見ていた世代で、
モハメド・アリさんを知らない人は、子供からお年寄りまで、誰もいないでしょう。
ヘビー級のチャンピオンであり、スーパースター。
1976年6月、そのアリさんと日本プロレス界のスーパースター、アントニオ猪木さんとの世紀の対戦がありました。
格闘技でも種類違う格闘技の対戦。
プロレス対ボクシングの異種格闘技戦。
試合内容はともかく、異種格闘技・・・というものを初めて見た瞬間でした。
スーパースターの二人だから出来た試合。
野球、プロレス、「8時だヨ!全員集合」に子供が夢中だったあの時代から
もう40年も経ったんですね…。
ヒット曲でいえばダニエル・ブーンの「ビューティフル・サンデー」が1位をばく進して、
岩崎宏美さんの「未来」や桜田淳子さんの「夏にご用心」が1位を阻まれ、ずっと2位に甘んじていた時です。
「ビューティフル・サンデー」は、日本における洋楽最大のヒット(192万枚)で「およげ!たいやきくん」の次に1位になった曲です。
1976年は、日本におけるシングル盤売上、邦楽洋楽最大のヒットが生まれた時でもあるんです。
あの初夏・・・この異種格闘技戦の街角の盛り上がりも凄いものでした。
歌の記録が証明でもあると思いますが、
まだ、スポーツ、テレビ、歌の話題で世代を超えて国民が楽しめた時代。
だから、その空気感は、絶対に忘れられません。
モハメド・アリさんが、アトランタ・オリンピックの聖火点火に登場された時の姿は、衝撃的でもありましたが、
日本人も彼の登場には、興奮したはずです。
現役でなくともスーパースターだから。
本当に残念です。
慎んで哀悼の意を表します。