日本では「ミスター・メロディー」(1976)が初めての大ヒット(デビューは1975)になって、
日本人歌手の皆様もよくカヴァーされていましたが、
素晴らしい歌声の名歌手ナット・キング・コールの娘としても有名だったグラミー賞歌手、
ナタリー・コールさんが、65歳の若さで昨年の大晦日に逝去されたそうです。
父上さまが天国に召されてちょうど50年目でした。
亡くなられた父上とのオーバーダブによる「アンフォゲッタブル」(1991)が大ヒットして以降、特にジャズ歌手という印象も強くなっていましたが、
ブルース・スプリング・スティーンの「ピンク・キャデラック」をノリノリにダンス・ヴァージョンにしたり、
テノール歌手たちとの競演があったり、スペイン語アルバム、最新の現役感あふれるアルバムなど・・・さまざまな挑戦をされて、
幅広い音楽を歌っていらっしゃいました。
私のラジオでも、昨年、何度かオンエアしていますが、残念です。
移転する前のブルーノートでのライヴが、私が見た最後のナタリー・コールになってしまいました。
座席が後ろで登場口だったので、握手してもらったのが思い出です。
彼女の曲…たくさんオンエアしたいので、来週のヒットスタジオで取り上げようかと考えています。
不遇だった時代も含め波乱の人生だったかもしれません。
ご冥福をお祈りいたします。