ルフトハンザの機長として長距離便の操縦の夢が叶わないなら・・・
搭乗客も乗務員も全員道連れに死ぬ・・・。
なんという…短絡的な思考回路。
どんどんどんどん、ジャーマン・ウイングスの墜落殺人事件の真相が明らかになっています。
なぜ、適性検査や航空会社の身体検査で見抜けなかったのか!?
それとも、パイロット不足で見切り発車で雇用していたのか!?
精神が安定しない状態は、誰もが陥る可能性があることですが、
報道を信じれば、彼の場合は、十分に危険サインが出ていたようにも思います。
「ルフトハンザを目指していたのに小会社でしか勤務出来ない」
この考え方は、劣等感そのものですし、彼にとっては希望のない毎日、
空港に行って、ルフトハンザの乗務員と会う度にかなり辛かったのだと容易に想像出来ます。
ルフトハンザの乗務員=輝いている
自分は陰にかくれて陽が当たらない…。
まだ若いのに、もしルフトハンザで勤務出来ない何かが、身体的にあったのなら、
いったいそれは何だったのか!?
ルフトハンザはダメで、同じ系列のLCCだったら勤まる?これは…いったい…。
パイロットという立場では、よくわからない、理解に苦しむ事実です。
やはり、どういう状態で勤務を許していたのかを知りたいところです。
まさか・・・人出不足だから、採用した・・・
彼が、会社、世間にこの点の事実を知らせたいということだったとしたら、
健康に問題があるパイロットと認定された自分が、
ルフトハンザでは勤務出来なくとも、小会社のLCCでは雇われている・・・
ことへの警鐘という…彼なりの歪んだ考え・・・だったという推測もできます。
いずれにせよ、彼には何らかの健康上の理由で、パイロットとしての資格は既になかったのです。
A320の飛行時間がこんなに浅い若いパイロットが、ここまでの決心した行動を故意に行ったわけですから、
そうとう思い込んでいたはず。
それを見逃して、許してしまったことは、大変な大問題です。
医者も職業がパイロットだとわかっていたならば、会社に通告してもよかったのではないでしょうか?
人の命を預かる職業なのですから、異常の通告は義務だと思われます。
パイロット不足が起こっている航空会社の競争にNO!と言いたいです。
私は、航空会社の安価競争は、いろいろな問題があると考えています。
出来る限りの安全な体制を望みます。
こんなニュースは、二度とあってはなりません!
航空機で日本を世界を移動出来ることは、素晴らしいことなのですから。