崩れていく価値観 | クリス松村オフィシャルブログ Powered by Ameba

先日、代々木駅前を久しぶりに通ったら、





代々木駅の外観が私の知っている代々木駅ではなくなっていて驚きました。





昔は、小さな駅で山手線か総武線かどちらが早く来るかで、





地下通路を走っていたぐらいの駅で、新宿寄りのホームは傾いていたような印象ですが、今はどうなんだろう…。





代々木ゼミナールや他の塾に通っていたから利用していた駅です。





代々木ゼミナールの全国模試…あれを受けるの本当に嫌でした





私の親は、海外での勉強の遅れを取り戻すために入れたわけですが、





3年間のブランクから代ゼミの全国模試は、私にとっては負担以外のなにものでもなかった…という感じです。





あの点数と順位が送付されてくる恐怖・・・(笑)。





今でも思い出したくない、経験するべきではなかった思い出です。





海外から帰国して、四谷大塚に通わされ(笑)、公文に行き、代々木ゼミナール…というふうにいろいろ通いましたが、





結局、勉強の遅れを取り戻す塾が私にとって一番良い塾でした。





そんな私のサラリーマン時代最後の2年間の仕事が、まさかの東進ハイスクールの広告の仕事でした。





あの時は「ハッキリ言って講師陣が自慢です!」キャッチコピー。





滝山先生、荻野先生、佐藤先生がトップ講師で安河内先生が新星で、「今でしょ!」の林先生は新人中の新人でいらっしゃった時期。





東進ハイスクールは、講師陣を主役にもっていったパイオニアです。





駅貼り、パンフレット、新聞広告・・・大変だったなー…。





営業なのに…コピーばかり書いて・・・





全校、1人1人の先生のコピー・・・大変すぎました。(笑)





全員ではないけれど、新人アイドル歌手のキャッチコピーを何百人も毎年書いていたようなものです。





平均睡眠時間は2時間。





ある意味、受験生より過酷な激務の日々でした。





広告代理店を辞める直前は、サテライト予備校も登場して・・・予備校のこれからのあり方は大変だな…と感じていましたが、





東進ハイスクールは先見の明があったという感じですね。





しかし、私はあの仕事の激務で激太りして、ダイエットに励んで…結局…人生のあり方に対する考え方をリセットしました。





思い返すと…塾や予備校は、私の青年期の人生、常につきまとって影響をあたえていましたね。





代々木ゼミナールの校舎縮小のニュースは、何とも言えない気持ちです。





ということは…閉校する大学もどんどん出てくる?・・・ということでしょうか。





たとえトップグループの大学でも、大学のその後の取り組みによっては、見方がちょっと昔とは変わるかもしれません。





30年前、40年前の絶対的価値観が崩れていく瞬間・・・それをまた見たような気がしました。






私の著書『「誰にも書けない」アイドル論』にも書いてある、





レコードに対する価値観とも少し通じるものがありますね。





これからの人生は今まで以上に瞬間瞬間の価値しかない忙しい時間の流れにになりそうです。





この考え方を逆に考えれば、パワーのある1日1日がおくれそうですね。





今日も元気にいきましょう!