ノーベル化学賞を2001年に受賞された野依良治さんが、
文部科学省にお詫び行脚・・・。
これは、「STAP細胞論文」騒動を引き起こしていることについてなのですが、
その論文の研究ユニットリーダーである小保方晴子氏は、
このタイミングで、論文の捏造、改ざんとされたことに対して
「とても承服できません」とのコメントを発表されました。
対象論文が世界に向けた大発見論文だっただけに、実にみっともない事態になっているな…と、
日本人として恥ずかしい思いです。
既に、言った言わない…見た見ない…という
新入社員の教育レベルの話にまで次元が落ちているとも言えるのではないでしょうか。
少なくとも小保方氏は、今まで沈黙を守ってきて、「悪意のない間違い」と声高らかに今頃おっしゃれる立場にはないのでは?
と、社会人として思います。
ノーベル化学賞を受賞されている大先輩の野依さんが、
お詫び行脚をしなければいけなくなっている事態を全くお考えになっていらっしゃらないように私はお見受けします。
私は、STAP細胞の発見を信じたいと思っていますが、
社会人として、物事の順番ということをもう少し学ばれたほうがよろしいのではないかと思います。
世界に向けての発表に間違いがあったことは、事実なのですから、
「驚きと憤りの気持ち」などとおっしゃられると・・・
果たしていかがなものでしょうかと、一国民として複雑な気持ちになります。
この騒動は、もはや世界にニュースとして流されているわけですから、
もっと謙虚な気持ちのコメント文が、良かったのではないかと、私個人は思います。
STAP細胞が全否定されないためには、社会人としての真摯な態度がまず必要だと思われます。
ここが欠落してしまいますと、もっと事態は悪くなってしまうでしょう。
早く一区切りつけて、研究に邁進していただきたいと思います。