ただいま、凄いメンバーで収録中です。
年に1、2回の組み合わせメンバー。
また、ご報告します。
ブログのタイトルは大変失礼なタイトルです。
昨日、番組で私がプレゼンした感動作品「ザッツ・エンターテインメント」。
ミュージカルをご存知の方は、凄くいいよねとお思いになるでしょうが、
視点は、歌でも踊りでも演出でも衣装でもありませんでした。
先日、X'masソング特集をやった時に
ビング・クロスビーの「ホワイト・クリスマス」という歌の話をしたら、
40代の方々さえ、ビング・クロスビーのことを誰一人知らなかった…
ということなんです。
わかりやすく言えば「ホワイト・クリスマス」は、山下達郎さんの「クリスマ・スイブ」のカップリング曲でもあります。
しかし、このビング・クロスビーという大歌手、大スターの名前を、
これだけ知らないという答えがかえってくる時代が来るとは、
40年前は誰も思わなかったでしょう。
ビング・クロスビーがいて、ビングに憧れたフランク・シナトラがいて、
エルヴィス・プレスリーがいて、ビートルズ、シュープリームス・・・
「ザッツ・エンターテインメント」は、1974年の映画でMGMというミュージカルを得意とする映画会社が、
自社制作のミュージカルの歴史と所属していたスター達を紹介しながら振り返るという作品でした。
もともとテレビ番組用に作られた作品ですが、MGMの社長がえらく気に入って、
映画になりました。
が・・・批評家達の評価は芳しくなく、なんでこんな映画を作ったのか?というぐらいのものでした。
しかし、限定公開(アメリカ全土ではなかった)だった映画が大ヒットし、
その後、part2、3まで制作されました。
音楽もそうですが、批評家の意見は、あくまで個人の意見ですから、私レベルとかわりません。(笑)
モノや背景に詳しいから正しい意見が言えるとは限らないと言えるでしょう。
音楽批評とか、過去のものを見ると、今も支持を集め続けている、
30年40年歌手の方々もケチョンケチョンに言われていますから。(笑)
話がそれましたが、「ザッツ・エンターテインメント」。
この映画には、ミュージカル界の大スター、ジーン・ケリー、ブレッド・アステアから、
クラーク・ゲーブル、エリザベス・テイラーまでたくさんの大大スターが出てくるわけですが・・・
えっ!?クラーク・ゲーブルって誰?ジーン・ケリーって誰?
と、このブログを読んでいらっしゃる方も思われるでしょう。
でもね、1950年あたりだったら、
間違いなくトップスターです。
彼らが、自分達の作りあげてきた踊りや演出を記録に残した映画が「ザッツ・エンターテインメント」です。
驚きますよ!
エスター・ウィリアムズの水のミュージカルは、シンクロであり、ユーミンのシャングリラの世界。
トム&ジェリーのジェリーと共演する人間、
今は、当たり前かもしれませんが、1940年代に人間の想像力と知恵と体力で作り上げたこれらの映画は、
デジタル、CGワールドの今では絶対に出せない人間のパワーを感じます。
とにかく素晴らしいんです。
公開された時には、素晴らしくて感激ばかりしていましたけれど、
今見ると、どのシーンも涙が出てきます。
だって…公開された1974には存命していた大スター達は、
今、ほとんどの方々が天に召されたんですもの。
自信と誇りをもって作り上げた作品を残して…。
しかし、時が流れたら・・・
そんな大スター達が忘れられて無名ともいえる状態になっていく…
そんなこと…あっていいのかな?って思うのですが、
これが現実です。
私は、そんな中、やはりこれからも忘れてはいけない音楽やスター達の素晴らしい仕事を
出来るだけ紹介していきたい!
そう思っています。
もっともっと詳しく、より熱く語りたいのですが、仕事中ゆえご勘弁を。
発売日にご紹介した島倉千代子さんの最後の絶唱ジングル
「からたちの小径」、昨日のオリコン・デイリー・チャートで、
3位まで上昇しています。
今日、1位になるかもしれません。
とても嬉しいですし、素晴らしいことです。
また、後ほど。