いよいよ
「ぴあ」が、最終号をむかえました。
インターネットも携帯電話もない
テレビも家庭に一台、
学校の校則も厳しい、
情報が、なかなか入らない時代に
本当にお世話になりました！
昔は、ビデオソフトが当たり前に買える時代ではなかったので、
名画座で二本立て、三本立ての映画を見るために、
欠かさずに買っていました。
映画一本の価値が、物凄い価値ある時代でした。
今では、いつでもどこでも
映画や音楽が楽しめる時代になりましたが、
果たして、それが豊かな時代になった…と
言い切れるか、考えてしまう事もあります。
「びあ」は、情報に飢えていた私達に
ちょうど良い情報をあたえてくれたと思います。
今は、情報が洪水のようにあふれているので、
確かに当初の役目は、終えたかもしれませんね。
でも、「びあ」を片手に映画館に並んだ事も忘れませんし、
「ぴあ」を片手に「チケットぴあ」に並んだ事も忘れません。
苦労して、見た物、聴いたものは、
自分の心の中で、今でも成長を続けています。
だから、見た映画も聴いた音楽も
使い捨てじゃありません。
時代が変わっていって、状況が変わっても、
映画や音楽によって養われた豊かな心は、
今、一番の財産です！
それを手助けしてくれたのが、
「ぴあ」でした。
永遠に忘れる事の出来ない雑誌です。
アリガトウ！
新宿伊勢丹前の出店で、
「ぴあ」を発売日より早く買えた事、
毎回、発売日をワクワク待てた事、
「ぴあ」が買えた事、
「ぴあ」があった時代は、
幸せな時代でした！
ひとまず、サヨウナラ。