作曲家の宇野誠一郎さんが、逝去されたという事で、
先生の手がけられた昨品、
「ムーミン」「ふしぎなメルモ」「一休さん」などの歌が、
テレビを通して流れています。
「さるとびエッちゃん」「アンデルセン物語」「サザエさん」・・・
これらのアニメソングは、
もの凄く心に響くメロディーと歌詞ですね。
子供たちのすこやかな成長を願う、
「昭和の愛」にあふれています。
もちろん今のアニメソングにも「愛」はありますが、
アプローチの仕方が、全く違いますね。
まだ、世界で一番を取った事のない
コンプレックスを感じている国(日本)が、
何があっても、自分の国の子供に、
強い子供になってほしいという
強い願いが、昔のアニメソングには、こもっています。
そこには、「二番じゃダメなのか」という思想は、
たぶん根本的になかったと個人的には思います。
日本が一番になって、それから…。
日本人の考え方も、
ずいぶんといろいろ変わったと思います。
まるで、昔のコンプレックスがなくなったかのように…。
コンプレックスは、悪いものなのか?
コンプレックスは、考え方を変えれば、
人を強くする…と私は思います。
今、日本でいろいろ起こっている問題を、
昔のアニメソングを聴いていて、
いろいろ考えさせられました。
家庭にテレビが、一台あったら、凄い!
カラーテレビだったら、お金持ち!という時代に生まれた歌。
みんな、小さな小さな幸せを
幸せだと感じていた時代。
そして、それぞれの志も大きかった時代。
あらためて、歌詞を見て、メロディーを聴くと、
その強い当時の大人の願いに心打たれます。
がんばらなきゃね!
若い皆様も、昔のアニメソングを
機会があれば聴いてみてください。
わかりやすい言葉で、
とても深い内容の歌が多いですよ!