「角川映画主題歌集」というCDが発売になりました。
「角川映画」というと、なんかいろいろな意味で、
日本の映画界のルネッサンスみたいな響きに当時は感じました。
そのぐらい新しいアプローチでたくさんの作品を生んできました。
中でも主演俳優の歌唱ではない歌と映画が鮮明に結びつくことは、
とても新しかったと思います。
一曲目の大野雄二さんの「犬神家の一族」の「愛のバラード」。
ゾクッときますね。
そこから年代順にジョー山中さんの「人間の証明のテーマ」や、
町田義人さん、前野曜子さん、松村とおるさんなど、
実力派シンガーの名曲がズラリとならびます。
当時の歌っている姿が、全く浮かばない方々ばかりですが、
CMで映画館で頻繁に聴いたので、
どの曲も忘れられません。
中でも薬師丸ひろ子さんの女優としてのデビューは、鮮烈なものでした。
まさに新しい時代の女優が、時代の扉を開いた感じでしたね。
歌も「セーラー服と機関銃」が大ヒットしました。
実はこのCDには、その「セーラー服と機関銃」の
オリジナルヴァージョンが、収められています。
これは、かなり貴重です。
私の知る限りご本人単体商品では、過去一度しかCD化されていません。
そして、4年前のヴァレンタインの日に亡くなったシンガー、
ジョン・オバニオンの「里見八犬伝」が収録されている事も嬉しい。
松任谷由実さん、原田知世さん、南佳孝さん・・・
音楽的に素晴らしい作品だと思います。
実は、私、
角川映画のオーディションを30年前に受けて・・・
落ちました(笑)。
そんな思い出も個人的にあります。
あの頃は、カッコイイと思ったんですけれど、
今、当時のオーディション写真を見ると、
「こりゃー落ちるわ」といった感じ(笑)。
若い時って、わからないんですよねー、それが。