先日、やっと観れました![]()
伊達公子(クルム)のテニス![]()
昔、テレビではよく観ていましたが、突然の引退で結局、生では彼女のプレーを観れず終い。
しかし昨年、彼女は、なぜか突然のプロ復帰。
その時点で37歳でしたし、引退してから13年も経っていたので、下位レベルのトーナメントに趣味程度で出場するものと思っていました。
だいたい、いくら伊達選手とはいえ、急に復帰してまともなプレーが出来るとは思えない。。。
復帰当初は、やはり国内の下位のトーナメントに出ていましたね。
ところが、そのうち、台湾に遠征して、海外ツアーに参加。
全日本では単複優勝。
信じられません。
驚くのは、むしろココからで、なんと、年明けには全豪オープン(ツアー最高峰のグランドスラム大会)の予選に挑戦。なんと、予選を勝ちあがって本選に出場してしまいました。
勢いにのった彼女は、参加トーナメントのレベルを上げ、WTAツアー(分かりやすく言えば、女子テニストーナメントの上位レベルの大会)に出場し始めました。
ずっと一回戦負けだったんですけど、ご存知のとおり、先月、彼女は優勝しました![]()
なんと、あの美人選手、ハンチュコバ(世界ランク20位台)を破って。
そんな彼女が、ついに、我が町にやってきたんです![]()
もう観ることなどできるはずのなかった彼女のプレーを観るチャンス![]()
私は、仕事を中断して、会場に向かいました![]()
職場から近かったので![]()
生で観た彼女のプレーは、想像以上に奇妙なテニスでした。
打ち方、打つタイミング、構える位置、狙う位置、全てが常識とは全く異なっています。
羽子板のような、卓球のようなプレー。テニスには見えません。
よくあれだけむずかしいテニスをするなあ、というのが私の感想![]()
相手選手も、あれだけ奇想天外な攻撃をされて、よくまともな精神状態で試合をしているなあと。
試合を必死に観る私の周囲、或いは視線の先には、知る人ぞ知る選手たち等がずらり![]()
杉山愛さん、解説の村上さん、森田あゆみに、奈良くるみ。
旦那さんのクルムさん、伊達選手のコーチ(三浦先生
)…。
試合を観ながら、私は、自分が彼女を尊敬していることに気付きました![]()
たぶん、私は、彼女のテニスを観ていたのではなく、彼女の生き方、生きる姿勢を見ていたのだと思う。
そして、会場の観客の方々も、彼女に敬意を払っていることが、よく分かりました。
彼女を見つめる視線や、彼女の動きに反応して聞こえてくる声で分かります。
私も、彼女のように、いつまでも挑戦することを忘れないでいたいなあ![]()
理由をつけて諦めることはしたくない。
一生、前に向かって歩きたいです。