先日、法事の後に、親戚一同で日本料理店で懐石を食べました![]()
懐石料理なんで、先付、吸い物、造り、焚き物、焼き物、揚げ物、御飯、果物、とかの順で出てきます。
実は私、飲み会が大好きなのですが、酒が全く飲めないのです。
懐石のように、少しずつ料理が出てくる場合、お酒を飲みながら食べると、お酒も進むし、食事も美味しい(らしい)。
上記の御飯は、お酒と懐石料理を楽しんだ後の「しめ」として、さらっと食べるもの。
私は、懐石料理をマナー通りに食べて楽しみたいので、飲む人たちと同じように、「しめ」として御飯を最後に食べるようにしています。
まあ、マナーとしては、当たり前なんですけど![]()
で、この日、私が造りを食べていると、私の前に座っている叔父は、この時点で、御飯と一緒に造りを食べています![]()
私が不思議そうに、叔父が御飯を食べている様子を見ていると、叔父は、
「造りだけでなんか、食べてられへんわ。ワシは、いつも御飯と一緒に食べてるねん」
と。
そう、叔父もお酒が飲めないんです。
そして、さらに、「あんたも、御飯食べたいんやろ。御飯頼んだ方がええで。」と。
飲めない人間にとっては、造り、焚き物、焼き物などを食べていると、御飯が欲しくなってしまうんですが、私は、懐石料理をマナーどおりに食べたいので、御飯は最後に食べていました。
しかし、叔父の勧めもあり、私は、この時点で御飯を注文し、家での食事のように御飯と惣菜の感覚で食べ始めました。
マナーは無視していますが、自分の食べたい食べ方で、食べたい順番で食べると断然美味しい。
これは、大発見![]()
「ああ、美味しい」と思って食べていましたが、背後からの視線を感じて振り返ると、
甥っ子が、「その御飯、どうしたん?」と尋ねてきます。
甥っ子は、野球の試合後、直接法事に出席したので、お腹がすいてたまらず、造りだけでなど食べられないようです。もちろん、お酒も楽しんでいないですし。
「○○(甥)も食べたいんか。すいません、この子にも御飯をお願いします。」 と私。
懐石の厳重な掟
を破り、「御造り定食」を食す「叔父と甥」三代。
大袈裟ですけど、お酒のルールを無視して、自分のやり方で懐石を楽しめた「御造り定食」は大きな進歩でした![]()
そして、お酒大好きな友人たち、私は飲まなくても、あなた達のテンションについていって見せるので、飲み会には私も誘ってね~![]()