ザ・マジックアワー![]()
そう、三谷幸喜脚本&監督の映画です。
私は、三谷幸喜さんの作品はあまり見なかったんですが、たまたまWOWWOWで放送していたので見てみました。
予想に反して
、非常に面白かったです![]()
映画の撮影に見せかけて、役者に本当の殺し屋を演じさせるストーリーも凝っていましたし、各キャラクタの個性がとても明確で、各キャラクタに感情を移入していく自分がよくわかりました![]()
特に、佐藤浩市さんのおどけた演技はワザとらしくなく、大変な名優だなあと感じます。
また、西田敏行さんの演技も映画の質を高めています。
深津絵里さん、綾瀬はるかさんも、好感がもてる演技でした![]()
繰り返し見ても、見る度に隠し技に気付くことができ、何度も楽しめます。
で、この映画の題名の意味なんですが。
夕暮れに太陽が沈んでも、沈んだ瞬間は太陽の光が一面に残っており、明るくもなく暗くもなく、絶妙な光加減で美しい光景が広がる瞬間。
確か、こんな意味だったと思います。
映画に出てくる「名優」役のおじいさん俳優は、老いた年齢になりながらも役者を続けていて、マジックアワーが自分に訪れるのを待っている。。。
コメディで通すストーリーの中で、ほろっと感動させる場面です。
コメディ調で話すので、この場面の台詞は説教臭くなく、素直に心の中に入ってきます。
それで、問題の私です。
私なんですけど、もうマジックアワーが既に来てしまっているのか、これから期待して待ってたらやってくるのか、いつの何がマジックアワーなのか、なんだかわかりません。
これからマジックアワーとよべる瞬間がくればいいなあとは思いますが、結局、これがマジックアワーだ
と気付くのは、むずかしいような気がしてます。
過去の面白かった思い出がマジックアワーか![]()
永遠に実現しない将来の願望がマジックアワーの正体か![]()
「デラ富樫」を演じさせられる役者 村田大樹(佐藤浩市)が自分のようで![]()
でも、もしも、自分の身にやってきたら、なんとか実感してみたい![]()