えっ、カヌーあせる



 船酔いするほど、沖合いへ出るのに、カヌーとは馬鹿げてますむっ


 しかし、私と友人は、三人乗りのカヌーに乗せられ、カヌーを漕ぐ「運転手」とともに、大海原へ進出かお



 そのビーチは、とても綺麗なビーチであるにも関わらず、観光客はいない。


 地元の人と、オアフに詳しそうな一組のリピーター旅行者家族だけが遊んでいる、ひっそりとしたピーチ。


 

 「運転手」さんは、ビーチで泳いで遊ぶ人とすれ違うとき、


 「今日は、もうイルカ見たはてなマーク」  と話しかけてます。


 この人に聞いてもなあ。。。 分かるわけないし。。。


 

 と、そのとき、「運転手」さんは、我々に言い放った。


 「じゃあ、ここからは泳いで」



 はぁ!?  泳いで遊んでいる家族がいる、ここいらで泳げとはナニゴトえっ



 「イルカと一緒に泳ぐ」ツアーではなかったのか


 それに、意識朦朧の私は、水が非常に冷たく感じてしまう。



 が、しか~し!!



 我々から、数十メートルしか離れていないところに、イルカファミリーが散歩しているではありませんか チョキ


 

 おおっアップ おおおっとクラッカー


 

 このツアーは、イルカが毎朝散歩に来るビーチを密かに見つけていて、沖合いに行かずともイルカちゃんと泳ぐことができる裏技を持っていたようですグッド!



 私は、イルカたちに向かって全身全霊で泳いでいきました。


 でも、一向にイルカたちには近付けません。


 

 当たり前なんですけど、泳ぐスピードが全然違うんです。


 歩行者とスピード出し過ぎの車くらい違います。

 イルカは、ゆっくりとしか泳いでいないんですが。



 う~ん、このままでは一緒に泳ぐどころか、「イルカの背びれを見る」ツアーで終わってしまう。


 私は、必死に策を考えました。



 イルカは、このビーチを散歩している。魚を食べに来ているわけじゃない。


 良くイルカたちを観察すると、同じところを周回している。。。

 

 ふふっ。 イルカちゃん、私を甘くみているようだなべーっだ!



 私は、イルカの通り道まで必死に泳ぎ、そこで待っていました。


 イルカは、私を警戒して通らないのではと心配しましたが、イルカは泳ぐスピードが全然違うんで、私のことなんか全く敵視しておらず(相手にされていないかお)、平気で私の近くを泳いでいきます。


 手を伸ばせば触れるくらいの距離を泳いでいます。



 感動したビックリマーク!!



 「いつまでも、このまま泳ぎ続けたい」と考えるかと思いましたが、水があまりに冷たいため、いい加減なところで浜に上がりたくなりました。


 寒あせる



 感動を胸に、紫色の唇の我々は、浜に戻って暖を取りつつ、しばしの休憩。



 そのとき、


 「それでは、皆さんビックリマーク イルカと大自然に感謝を捧げましょう」


 と、あの声が我々に聞こえてきました。




 (なかなか終わらないので、さらに次回に続く)