人間の味覚って、5歳までに確立してしまうらしいですねかお


 私は、物心がついたとき、気がついたときから、いつの間にかキムチを食べる習慣がついてました。


 正確には、「カグテュギ」。大根キムチのことです。


 その「カグテュギ」は、辛いのはもちろん、とても酸味が利いていて、ガリっと噛むと舌がしびれるような感覚があります。

 このしびれは、辛さのしびれではなくて、酸味による電気ショックみたいな感覚のもの。


 子供の頃から、となりのおばちゃんにもらって食べてました。


 おばちゃんは、いつもインスタント珈琲の空き瓶に「カグテュギ」を入れて、うちの家に持ってきてくれてました。


 私は、おばちゃんの「カグテュギ」を食べて育ったので、この酸っぱい味こそが、おいしいキムチの味の基本です。



 私がすっかり大人になったあるとき、おばちゃんは私に言いました。


 「いつも、漬かり過ぎのやつばっかりやったけど、今日のは食べごろのやつやで」


 あれれえっ


 おばちゃんは、どうやら、食べきれずに漬かり過ぎた、余りものの「カグテュギ」を私にくれていたようですガーン



 でも、私は今も、おばちゃんの酸っぱい「カグテュギ」が好きですグッド!

 これからも、ずっと、おばちゃんの「カグテュギ」を食べたい。


 聞くところによると、大阪鶴橋には、酸っぱいキムチの専門店があるとか。

 酸っぱいキムチのファンは、しっかりと存在しているんですねべーっだ!



 こんな私は、韓国料理が大好きで、友人たちと韓国料理をよく食べに行きます。


 でも、私は、韓国料理屋のキムチをおいしいと思ったことは殆どありません。


 なぜなら、韓国料理屋は商売なので、ちゃんと食べごろのキムチを出すからですニコニコニコニコニコニコ